メモ帳を自作

最も簡単なメモ帳って、 ↓ こんな感じですよね。


ミスコピーや、FAXのエラーメッセージ用紙。A4です。


四つに切って、クリップで止めただけ。これでもA6サイズの「メモ帳」です。シンプルだけど十分使いやすいんですよね。


さて、ここ半年ばかり暖めてきたアイデアがありました。わが家には、製本機 (Buono!コード本で使用) とラミネータ (日食フィルターで使用) があります。せっかく入手したこれらの機材を有効に使う道はないかなぁ、と日頃考えておりました。ある日、ふと思いついたのが、『そうだ、メモ帳、作ろう』 (JR東海っぽく) 
つまり、クリップ止めでなくリング綴じにして、表紙をちょっとカッコつけて、何かの写真をラミネートして作る、というものです。思いついたら、いろいろな物がメモ帳の材料に思えてきます。映画館のパンフレットなどは格好の素材です。L判の写真も良いですね。大きさは…とりあえず、いろいろ試作してみることにしました。


で、今日できたのがこれです。 (作業スペースが必要になるので、コタツを出したばかりで比較的片づいている今がチャンス!w) 

Buono!」はコンサートパンフレットに入っていたA5チラシ。「天地明察」は映画のパンフレットでA6サイズ。茶色いのはコーヒー豆屋「KALDI」にあったパンフレット。鈴木さんのはハロチャンのおまけのL判写真。それぞれラミネートして、表紙にしました。


元祖A6メモ帳と比較してみます。

けっこういい感じになりました。これで仕事もやる気が出る!…と良いんですけど。


作り方
 1.表紙にする素材を選択し、ラミネート加工します。(ラミネータの使い方については、2012年4月12日の更新の真ん中あたりを参照。)
 2.メモ用紙を目的のサイズに切断します。カッティングマット・アルミ定規・カッターを使用。ミスコピーの用紙などは職場でいくらでも手に入ります。エクセルなどでも、うっかりセルから文字がはみ出てしまい、2ページ目は文字が半分だけ印字されてあとは真っ白…なんていうことが、たまにありますよね。その白いスペースを有効に使うわけです。また、裏面が白ければOKというバージョンも作りました。「チラシの裏」パターンです(笑)。この場合、表面に印字された内容によっては、メモ帳にせずにシュレッダ行きにする必要がありますので、選択する必要があります。
 3.メモ用紙と表紙に、製本機のパンチ機能でパンチ穴を開けます。これ、あとで書く理由でけっこう慎重さが要求されます。

 4.綴り用リングを製本機で広げます。リングはA4用のものをハサミで切断して使います。

 5.裏表紙、メモ用紙、表紙の順にリングに通します。



 6.リングを戻して完成。


問題点。A4サイズのパンチの一部を使っているため、中途半端な穴が開いてしまい、こんなふうに変な出っ張りができてしまいます。これを防ぐには、穴開けの時に慎重な位置決めが求められます。

でも、どんなに慎重に位置決めしても、長さによっては半端な穴が避けられないんですよね…。うーむ、ポケットに入れてかっこよくメモ書きできるぞ、と思ったんだけど、これじゃ出し入れの時に引っかかるわぁ…。


このメモ帳の利点(の一つ)
こう持って…

開くでしょ…

こうやって完全に折れるのです。これ、リング綴じのメリットの一つ。


まぁこんな感じで、とりあえず作ってみました。


第1作のコンセプト。 (なんて言うと大げさですね…) 

  1. サイズはいろいろ作ってみる。
  2. 今回は『思いついたことを書いて、用が済んだら捨てる』式のメモ。
  3. メモは表面のみ使う。これは、リング綴じなので、裏面を書く場合、リングが邪魔になるため。
  4. …ということは、「チラシの裏」でもOKだったなぁ。
  5. 書き捨てメモですが、製本機があるのでメモ用紙の補充が可能。リングがへたれるまで使えます。
  6. メモ用紙だけでなく、表紙も変更自由。もちろんリングだけ交換も可能。(じゃ、本体はどれだ?w)


覚え書き(≒は「似たような大きさ」の意)

規格 大きさ(mm) 使用例 備考
A4 210×297 雑誌いろいろ  
A5 148×210 星の会の会報w Buono!メモ
A6 105×148 文庫本、≒ハガキ 天地明察メモ
B5 182×257 天文ガイド  
B6 128×182 天文年鑑  
B7 091×128 ≒L判写真 鈴木さんメモ


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