最近見た映画

最近見た映画の話を簡単に。邦画ばかりです。

  • 終の信託』 終末医療をめぐる、いわゆる安楽死がテーマ。今の自分には重いなぁ…。草刈民代の女医さん素敵です。自分も、「老い」に近づいているので、果たして自分だったらどういう判断をするんだろうか…?等々考えてしまいます。
  • 北のカナリアたち』 吉永小百合の主演ということで、地方の映画館の平日の昼間なのに満員。ストーリーは哀しいです。哀しすぎるなぁ。みんなそれぞれに罪の意識を抱いて生きてきたんですね。若手の俳優さんは実力のある方揃いで、吉永さんと共演したことが今後の芸の糧になるでしょう。
  • のぼうの城』 予告を見て、良くも悪くも野村萬斎のキャラが濃すぎるかなと思っていました。他のキャストも濃いのでちょうど良い感じになっています。山口智充(ぐっさん)が武骨な侍を熱演。芦田愛菜は百姓の娘。ほかの役者さんもそれぞれに良い味。2時間35分もの大作ですが冗長さは感じません。


のぼうの城」での、天文マニア的に見た残念なシーンです。たしか敵陣の、夜遅くを描いたシーンで、下弦の月と思われる月が映し出されます。下弦の月が南中しているということは、すなわち03時頃から明け方にかけての深夜、ということで、その深夜の味を出したかったと思うのですが、この月が「上弦の月を裏返しただけ」の見事なニセモノでした。残念だなぁ…。


映画といえば、最近、寂しい出来事も。
カプセルホテルからすぐ近くなのでたまに行っていた上野東急、気がついたらこの4月に閉館していました。席の指定がない古いタイプの映画館で、スクリーンも2面しかありません。いわゆるシネコンスタイルの映画館があちこちにできて、この手の館は減ってきています。下町映画祭なども開かれ、地元の映画ファンには愛されていたんですけどねぇ…。
ケータイのiモードでよくお世話になっていた「Goo映画」iモード版。こちらは9月でサービスを終了。出先でチェックする時に便利だったんですけどねぇ…。たぶんスマホユーザーが増えて、iモードは廃れていく一方なんでしょうね。
こんな出来事から『そろそろスマホに』と考えはじめるユーザーも、少なくないでしょうね。