久しぶりに通常営業(笑)です。ハイランドモルトの旅がまだ途中です。
今夜は、ハイランドのモルト「ロイヤル・ロッホナガー12年」です。
なかなか格調高いラベル。ロイヤルの名はダテじゃない、って感じです。
アロマは、複雑な甘い感じで、フルーツでもないし、メイプルシロップでもないし、うーん…困った時のネタ本頼みです。「サイダーっぽく爽快感のある香り」と書いてあります。サイダーとは違うような気がしますが、爽快感と言われればそうかもしれません。いや、良い香り、好きな香りなんですけど、こんな時は本当に自分のボキャブラリーの貧困さが情けないです。フレーバーは、意外とあっさりすっきりした感じで、ピート感はありません。(加水すると変わるかもしれません。)
この蒸留所には逸話があります。1826年設立、その後焼失しましたが、1845年に再建されました。1848年、蒸留所の近くに王室一家が別荘(Balmoral城)を買いました。そこでオーナーが「試飲にいらっしゃいませんか」と招待状を送ると、すぐにアルバート公とヴィクトリア女王が訪れました。女王ご夫妻は試飲して大いに気に入り、すぐに「王室御用達」の勅許がおり、以降「ロイヤル」の名を冠することを許されたそうです。(今さらですけど、勝手に「ロイヤル」って名をつけちゃいけないんですねぇ。日本のはどうなんでしょ?)
今夜飲んでいるのは比較的お求めやすい「12年」というグレードですが、「セレクテッド・リザーブ」は軽く万単位します。バーで飲んだら一杯何千円かするかもしれません。まぁ、そのうち「酔った勢い」で買っちゃうかもしれませんけど(笑)。
蒸留所。たぶんここで良いと思うんですけど…。
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