ネットニュースの不正確な見出し…。最近特に気になります。天文関係の話題を取り上げてもらうのは良いのですが、もっと正確性に気を配って欲しいところです。
例は…いくつもあるんですけど、先日のアルテミス2について、こんなのがありました。(Yahoo!のニュースから引用しています)

えっ!?人類は初めて「月の裏側」を目にする…だって…!?そんな事ないよなぁ。アポロ8号が初めて有人飛行で月を周回し、有名な地球の写真を撮っています。周回軌道ですから当然、裏側も見たり撮影したりしています。10号も周回(月着陸はしていません)、11~17号では月面探査中に司令船は上空の周回軌道で待機していました。(13号はトラブルのため月面探査はしていませんが、月を周回して地球に帰還しました。)
こんなのもありました。ツイッター(現・X)の「本日のニュース」(PCで右側に出てくる部分)の見出しです。

まず情報不足。パンスターズ彗星ってたくさんあるんだけど、どのパンスターズ彗星だい?本文だけでなく見出しにも必要なのではないかい?
実際のところ、マニアの間で話題になって、写真が次々とアップされる状況ですけど(自分もマニアの一人として)「ブーム」とまで言える状況なんだろうか…?これは、そうとも言い切れないけど、否定もしきれないわけです。
そして安易な書き方。「双眼鏡で美しい尾を楽しむ」…えっ!?アマチュア天文家はたくさんいるけど、今回の彗星で実際に「双眼鏡で尾を見た」人、かなり少ないですよ。写真には写るけど、眼視では非常に難しいものです。なんとか見えれば(存在がわかれば)ラッキーで、それを美しいと感じるかどうかは個人の感覚だし、「楽しむ」までは行かないと思うんですけど…。
これは個人的な推察なんですけど、最近のネットニュースの見出しって、AIが作っているのかな?人間サマは『見出しなんかAIに任せて、ヒマがあったら次のネタを探す』のかなぁ?
でも思うんですけど、見出しを考えるAIの考え(というか思考の方向性?)、かなり偏っているように思います。つまり、正確さ簡潔さよりも、『どうやったらウケるか』ばかり考えているんじゃないか…そちらに特化しすぎているんじゃないか…ということなんです。
PV(ページビュー)を増やす、クリック数(動画なら再生数)を増やす、これってネットでの商売で最重要視される事ですよね。つまり、そこをめざしてAIが進化してきちゃっている…そっちばかり見ちゃってる…って事なのかなぁ…と。なんだかなぁ…。