彗星観測、雲に阻まれる

今が旬の彗星、12P ポンス・ブルックス彗星ですが、彗星は明るくなりつつあるものの、夕空の高度がどんどん低くなり、だんだん観測が困難になってきています。
今日の夕方、暗くなり始めた頃、出かけようとしたら上空が晴れていて、西空には木星が見えていました。すぐに観測体制に移行、双眼鏡を三脚にセットして、木星の右下あたりの彗星を探しました。低空、林のすぐ上に、ハマル(おひつじ座α)らしき明るい星が見え、少しは期待が持てたのですが、木星との間には濃い雲…。今日の彗星は、木星とハマルの間、ハマル側1/3辺りにいたはず。なぜかそこだけ雲がどかないんですよね…。
彗星が林の中に沈んだと思われる時刻に観測はあきらめ、所用のため出かけました。途中、西空の低空が見える開けた場所が何カ所かあるので、晴れ間があったら車を駐めて観測しよう、と目論んだのです。が、移動すればするほど雲が増え、木星すら見えない状態になってしまいました。
というわけで、今日の観測は、雲に負けてしまいました。残念…!