夕空に水星が見えています。といっても超低空。いえ、元々冬の時期って、水星が見やすい時期ではありません。春になって夕方の黄道の角度が「立って」くる頃が見頃とされます。
…とはいえ、冬は空気が澄んでいて、多少の低空でも影響が少ないですから、挑戦する価値はあります。SNSなどで「見えた」とか「撮れた」という情報がどんどん入って来ますし…
というわけで実は月曜日、一度、見ることができました。今週のうちに夕方晴れそうな日があったらカメラを準備して撮影しよう、と目論んでいました。(水星は動きが早く、今週いっぱいくらいが見頃です。)
ちなみに…自宅の庭は、ある程度、空は開けていますが、超低空、それも西の空は障害物が多くて苦手な方向です。でも年末には木星・土星の接近を追いかけた実績があります。電線があってもなんでも、何とかなる!(かもしれない…)
で、今夕、撮影できました。レンズは200mm。左上の家屋は自宅で、少し離れた林のわずかの切れ目に見えました。電線より高いのなら立派なものです。
少し低くなって、木の枝に隠れてしまい、少し左側に移動。そしたら家屋の影が大きくなってしまいました…(笑)。
同じレンズで、空の反対側、東の空を振り返ってみました。満月までもう少しの月が出ていました。
参考に標準レンズ(35mm)での画像です。四角内が200mmのおおよその画角で、水星が見える方向が、いかに微妙なポジションだったかわかると思います。(四角の下には筑波山。四角の右下の灯火のあたりが地平線の高さ(0度)になります。)