『12時間の軌跡』にチャレンジ!

夜が長い季節です。今年も、この季節だけ撮れる天体写真に挑戦してみました。それは「12時間の星空の動き」です。
銀塩写真の頃は本当の一発勝負。しかもカブリがどんどん蓄積していくので、非常に難しい課題でした。デジタルの時代になり、「比較明合成」が手軽に扱えるようになり、ずいぶん手軽(…とまで言ってしまうのも言い過ぎかな?)に撮れるようになりました。


これが今年の1発目。17:34〜05:34、30秒露出・30秒中断×720コマ。途中曇ったり、レンズに霜がついたり、ピントが甘々だったりと、反省点だらけです。

比較明なので、画素が一度明るくなるとずっとそれをキープしてしまいます。なので画面全体的に明るくなってしまっています。


上の写真から、雲が全面に写ったものと左下の街灯が明るすぎるものを除いた、537コマで合成。こちらは終了時刻が04:00ですので、「12時間」とはなりません。


北斗七星とカシオペヤが、天の北極をはさんでバランス良く対峙する時間を抽出。5分間です。


一晩中カメラを庭に放置するわけです。明るくなってから回収に向かいます。
霜の付き方を、まず車でチェック。あらら…昨夜はひどかったみたいです…。


撮影地区。こんなふうにベンチを使い、夜中に間違ってカメラに触らないようガード。(ちゃんと撮れてるかどうか、何回か確認に行きますので…。)


自宅ですから、AC100V電源が使えます。(内蔵電池だと12時間は持ちません。)コードリールで引きます。小さな扇風機で霜よけ…のつもりだったのですが…。


レンズは霜だらけ!アウト!




動画にしたものを追加でアップ。(アップロードに120分かかりました…)