月食観測の反省

厳密には「観測」と言えるものは何一つ行っていませんが…(笑)。


撮影と観望、ですかねぇ。そもそも月食という現象、秒単位などのシビアな観測をする項目はありません。のんびりと、『あー、月ってやっぱり太陽の光で光っているんだなぁ。』と再確認するのがイチバンです。


月食観測風景。こんな感じで庭に展開。


今回のメイン機材。15cm反射+GP赤道儀。左下の黄色いのはモーター追尾のためのバッテリーです。


後ろからパチリ。むりやり月まで入れました。よーく見ると、月がまだ欠けています。


月食終了後、21:53の曇り空。コンデジのズーム+デジタルズーム。


21:54の空。コンデジの光学ズームいっぱい。


反省点。

  • とにかく観測機材を出すのが半年ぶりで、「慣れない感」がひどかったです。半年稼働しないとこんなに忘れるんだなぁ…。
  • 良く晴れたので、2台体制にしようかと思って、大きい方の赤道儀「ロスマンディZ」を出しました。重いので、腰に負担がかからないように慎重に…。で、いざ動かそうと思ったら、バッテリーからの電源ケーブルが見当たらない!げっ、今から探し物してる時間ないぞ。→で、ロスマンディはしまっちゃいました(笑)。ビクセンGPのケーブルと、極性が逆なんですよね…。というよりGPが現在の主流とは逆になっているというべきか…?
  • こんなに良く晴れるなら、最初から撮れば良かった…とも思いました。でも、家からだと低空が見えないので、やっぱり最初はあきらめて正解でしょう。準備も、のろのろとやってましたし…。
  • 黄色いバッテリーとカメラ用バッテリーの充電は、前日にちゃんとやっておきました。カメラは半年放置しておくと、電池は放電しちゃいますね…。身をもって体験しました。
  • 宵のうちから始まる天文現象、赤道儀のセッティングの時間に余裕がありません。アバウトに合わせた状態で現象が始まってしまいました。(正確には、見えるところまで月が上って来ました。)
  • ニュートン式なのに、うっかりGPの三脚をいっぱいに伸ばして初めてしまいました。おかげでカメラのファインダーがのぞきづらい高い位置に…。もう撮影始めちゃったので三脚を縮めるわけにも行かず、脚立を使うことにしました。
  • 現象途中でバッテリー切れ。最後の頃は手動で追尾していました。おかげで写野内の月の位置がバラバラです。特に最後に行くほどひどい…。これじゃ動画作れないなぁ…。(実は作ってみましたが、月がひどくジャンプします(笑))

あとは、11x80双眼鏡を三脚に固定して観望していました。

(ようやく画像がアップできました…)


双眼鏡といえば、皆既中に新しい18x50ISと最軽量5x20の2台で、天王星を確認できました。18x50ISは…そりゃよく見えました。これ、天体観測に使えますね!(高かったんだから使おうよ、ね!)