12Vバッテリーの話 (1)


昨夏、ロスマンディZという赤道儀天体望遠鏡の架台です)を入手したのですが、これの電源がDC12Vでした。乾電池8本の電池BOXという手もあるのですが、やはり繰り返し充電できるバッテリーの方が経済的だろう、と、屋外用の12Vバッテリーを探しました。12Vのバッテリーは、天文屋さんにはおなじみですが、一般的にはさほど知られていないだろうと思います。
DC12Vというのは、普通の自動車に使っているバッテリーと同じです。車のシガーライターソケットから取る電源、あれが12Vです。あれと同じ電気を供給するための屋外で使う電源として、バッテリーが市販されているわけです。
ひところ、アマチュア天文屋の間では「DCワークス」という商品がよく使われていました。でも現行ではないみたいです。で、結局買ったのがこの製品。大自工業のSG-1000という製品です。

キャリングバッグに入っています。


バッテリー上面。シガーソケットは2口。右側のをゴムキャップを開けてみています。

パネル右上に充電用ソケット、その下に充電時に赤く点灯するインジケータ。左側にはバッテリーチェック用のLEDインジケータがあります。


充電風景。余計な物が写りすぎていますが(笑)。


このバッテリーからいろいろな機器に接続するのには、こういうケーブルを使います。片方がシガーソケット。もう片方がよくあるDCプラグ。たぶん4.5mmφ。使用する機材によって極性が違うので、注意が必要です。


この製品、ビクセンでも望遠鏡のオプションとして販売しています。でも1万円以上するんですよね。普通の大自工業SG-1000として買えば、\5980程度で買えるんですけどね…。
と思ったら…アフィリエイト貼ろうとして最安値探したら、この値段でありました。自分が買った時より安いと、ちょっとショックですね(笑)。


アマゾンではこちら。送料を考えるとこっちの方が安いかな?



さて…ついでに、検索していて見つけたこういうバッテリーも、買っちゃいました。ジャンプスターターという名称で、車のバッテリーがあがってしまった時に使う物のようですが、もちろん通常の12Vバッテリーとしても使えます。

こちらは緊急時に使うため、いろいろな物がついています。車のバッテリーに接続するためのでっかいワニ口、エアコンプレッサー(空気入れ)、夜間作業用のライト。あの地震の後、停電で困った記憶がまだ新しいので、なんとなく頼もしく感じます。(でもライトはLEDでもなくあんまり明るくなくて、オマケ程度です。)


いくつか似たような製品がありますが、シガーライター3口タイプの最安値はこちら。マルチに使えますが、上記SG-1000と比べると大きく、収納と携行性ではちょっと負けます。


アマゾンではこちら。


まだ試していないんですけど、庭で楽しむビニールプールに、これのエアコンプレッサーが活躍しそうな気がします。夏が楽しみです…って、どんだけ気が早いんだ!?(笑)


実は、ロスマンディZで12Vバッテリーを買っておいたおかげで、その後WAT-100N(ビデオカメラ)を買った時にすぐ使えました。ついでに、今まで乾電池で使っていたビクセンのGP赤道儀用モータードライブも12V化したのですが、こちらはプラグの極性が逆で、専用のケーブルが必要でした。


次回は、そのケーブルが見つからなくて苦労した話です。→12Vバッテリーの話 (2)ケーブル編
さらに、インバーター編も→12Vバッテリーの話 (3)インバーター