雲台を買いました

雲台(うんだい)というのは、三脚に取り付けて、カメラをいろんな方向に向けて固定するためのパーツです。次の画像でいうと、金色の部分です。

雲台にもいろんな形式がありますが、これはボール雲台。自由雲台ともいいます。ボールの先端にカメラを取り付け、あらゆる方向に回転する事ができ、ボールを締め付けることで固定します。


さてこの金色の雲台、KTS PRO50という機種ですけど、すごく気に入りまして、また買うならKTSにしよう、と思っていました。ここのところ、雲のインターバル撮影などしていますが、撮影時には庭にカメラごと放置するわけです。するとこの金色がけっこう目立つんですよね…。盗難防止用に、目立たない黒か銀の雲台が欲しいなぁ…。よし、KTS雲台買っちゃえ!


…で、届いたのがこの箱。


雲台。右の2個が新しく買ったもので、黒いのは一回り小さいPRO40、赤青は同じPRO50です。黒とは反対に、思いっきり派手なのも買ってみました(笑)。

PRO50を使い慣れると、PRO40は小ぶりに思えます。これで耐荷重6kgだそうです。ちなみにPRO50は8kg。ベース面の直径は45mmと50mm、ほんのちょっとしか違わないのですが、なんだかずいぶん小さく思えます。逆に言えば、コンパクト。

2機種のお値段

  • PRO40…6,500円(耐荷重6kg,45mmφ)
  • PRO50…8,000円(耐荷重8kg,50mmφ)

税込・送料込み(ホームページからの通販のみです)


スリックのバル自由雲台(30年以上使っています)と並べてみました。

バルもまた、味わいがあります。シンプルな機能美。


取り付け穴を見てみましょう。KTSの雲台は、1/4インチと3/8インチの両方が使えるようになっています。左端のバルは1/4インチオンリー。1/4ネジは、カメラの底面ネジと同じです。


このインチ規格。いざネジを買おうと思うと、なかなか売っていません。日本ではミリ規格がメジャーなんですよね。アメリカ製の望遠鏡なんか買うとこのインチネジで困ったりします。インチネジは入手しにくい…これ常識なんです。


ところが、意外なところにインチネジ、しかも1/4インチと3/8インチが使われています。それは、音響機器。マイク関連のネジにこの規格があるのです。具体的に言うと、マイクホルダーをマイクスタンドに取り付ける際のネジが、これなんですね。あっちの趣味とこっちの趣味と結びついてびっくりの、どかん氏…(笑)。


真鍮のアダプターを外してみました。これを外すと3/8インチネジです。


KTS PRO50 アップ。仕上げも美しいですし、持っているだけでワクワクします。

本来、『使ってなんぼ』の道具なんですけど、所有しているだけでうれしくなるって、優れた道具の証だと思います。


カメラ取り付け面(黒い部分)は自由回転します。カメラ底面を傷つけないようにできています。


こんな素敵な製品を作っているKTSは、実は有名雲台メーカーにOEM供給しているメーカーです。調べたところ、有名メーカーの名前がつくと、倍までは行きませんが、けっこうお値段がお高くなります。まぁブランドってそういうもんですけどね。より安い価格で頑丈な雲台をゲットしたかったら、ぜひKTSをご検討ください。特に、天体写真を撮られる方、ぜひ一つ!


KTSのウェブページ → こちら