樽2号

初公開!わが家の樽2号です。バーボン*1を自家熟成させています。
バーボン好きな方、寄ってらっしゃい見てらっしゃい。
右が以前紹介した樽1号、左が樽2号です。1号には麦焼酎が入っています(以前書きました)。



2号樽のバーボンが約1年たつので、今日は入れ替えを行いました。


1.まず、樽の中身を空き瓶に移します。
  コックを開けると琥珀色(というより濃赤色)の液体がちょろちょろと出てきます。


  コックより低いところにまだ貯まっていますので、最後は樽をひっくり返して鍋で受けました。


  鍋で受けたバーボン。樽の中身のかけらが混じっています。


  異物をコーヒーフィルタでこします。


  ボトルにたまってきます。すごく濃い色になっていて、うまそー!
  (左上は1号樽のいつもの姿w)


2.新しい酒を樽に注ぎます。
樽の容量は3リットル。700mlのボトル4本と少しなので、5本用意しました。銘柄は今入っているのと同じ「ワイルドターキー8年」(700ml、50.5%)。5本のボトルを一度に封切りするのは得も言われぬ快感ですw


  ろうとを使い、一気に樽に注いでいきます。


  かなり豪快に注いでいますw


  最後の1本は200mlだけ。カップで測ります。


  注ぎ終わって空になったボトル。


またこの先、少しずつ味見しながら熟成させて行こうと思います。



約1年熟成させてみて、かなり色が付くことがわかりました。同時に、量も減っているなぁw 感覚的にはおよそ半分になったような気がします。(途中、何度も味見しているのでw正確にはわかりません。)減りすぎのような気がしますが…。
樽貯蔵すると、樽ごと蔵の空気を呼吸します。そのことによって樽の成分が酒の中に溶け出し、あの素晴らしい色、香り、味を作るのです。同時に、若干の中身が蒸発して失われることになります。これを「天使の分け前」などと呼んでいます。…で、わが家にはかなり飲んべえな天使様が住んでいらっしゃるのかもしれませんww

樽貯蔵って、置いておくだけで(飲むのを我慢すればするほど)美味しくなるのですが、その一方で宿命として「天使の分け前」を献上しなければなりません。

置いておくと美味しくなる、でも量が減っていく…飲んべえのジレンマを抱えながら、今日も樽は黙って呼吸を続けているのです。



樽熟成バーボンの、肝心の味見については、明日の更新で書く予定です。ご期待ください。

*1:とうもろこしとライ麦から作られるウィスキー。アメリカ産。