樽一号作戦

諸君、スコッチウィスキーとは本来、何の樽で熟成するか知っているか?あえて言おう。シェリー酒であると!そこでわが軍は、シェリー樽熟成への足がかりとして、「シェリー樽を作る」作戦を敢行する。以後、この作戦を「樽一号作戦」と呼称する。





早い話、現在の樽に、一旦シェリー酒を詰めてしばらく置き、シェリー酒の成分を樽に浸透させようってことです。で、シェリー酒を出したらそこにウィスキーを入れて熟成する、ってわけです。

目標となる樽は、通称「樽1号」。現在、「いいちこ」が入っています。まずは「いいちこ」をボトルに詰めるところから始めます。もう一つの関心事、それは「どのくらい残っているか」です。天使様の取り分の他、最近、だいぶ飲んでいますからね。果たして何リットルとれるでしょうか?




蛇口から出てくる琥珀色の液体…得も言われぬ香りが漂います。


美味しそうな色合いですね!


樽を逆さまにして、最後の一滴までナベに落とします。


ナベの中には樽の切れ端が混じっています。
樽は内側が焦がしてありますので、真っ黒な木片が混じっているのです。


ペーパーフィルターで漉します。


これだけとれました。
750mlボトルで1本半、1200ml程度でしょうか?
(ボトルは市販の熟成焼酎のものです。)


8年物バーボンと色の比較。
いくらか薄いですが、遜色ありません。


この後、樽を一度水洗い。
さらにシェリー酒をボトルに半分ほど入れ、樽を洗います。
(洗ったシェリーはあとで飲んでしまうつもりですw)


樽と、勢揃いしたシェリーのボトル。


樽にシェリーを注いでいきます。


割と景気良くw 注いでいきます。何だか快感。


注ぎ終わった樽とボトル。これから数ヶ月の眠りにつきます。


注ぎ終わったところで問題発生。3リットルのつもりで、750ml×4本のシェリーを投入したのですが、満タンにはほど遠いのです。『しまった、記憶違いか、1号樽は5リットルだったのか(笑)』

…すいません、今度あと2本買ってきます…。


さて、どうしよう?ほんの数分間、迷いましたが、いざ決断。洗ったシェリーをそのまま追加投入してしまいました。ちょっと水っぽくなるかもしれませんが、どうせ天使様も飲むし、微々たるもんでしょう。それでも3750ml、まだ満タンにはならないんですけど、そのうちシェリーを買ってきて追加するつもりです。あ、今回は「シェリーを熟成させる」のは目的ではないので、「減ったらその分追加する」ことにします。なので、追加用のシェリーを常備しておかなくちゃいけませんね。(また常備する本数が増えたぞw)


今のところ、3月末くらいまでシェリーを入れておこうと思っています。シェリーのアルコール分は18%しかありません。室温が高くなってくると、悪くなってしまう心配があります。あれだけ投入したシェリーが全部酢になってしまったら…飲んべえとしては悲しいですからね。


ずっと考えていた「シェリー樽を作る作戦」、ついに発動です。計画としては、3月までがシェリー樽作り、その後ウィスキーを入れて熟成開始、半年後の秋に、初の「シェリー樽自家熟成」ウィスキーを飲むつもりでいます。それしても気の長い話ですが、ウィスキーを作ることを考えると、1年やそこらはほんの少しの時間なのです。まぁこうやって、少しずつ先の楽しみを作っていくことにしましょう。


今日の更新、真ん中らへんでセンタリングしてみました。どうでしょうか?見づらいでしょうか?ご意見お寄せ下さい。