「○年ぶり」という表現

今週の朝ドラ「虎に翼」での気になるセリフ。時代背景は戦後すぐ、なのに、老先生のセリフで「いつぶりだろうね?」とありました。
「いつぶり」…これ最近の用法だと思います。(現代でも日本語としては誤用だとする人も多いですね。)問題なのは脚本?それとも時代考証
「○○ぶり」という表現、○○には数字をともなう時間(一ヶ月とか半年とか2年とか…)が入ると思うのです。疑問文なら「何年ぶり?」となるのが従来のパターンです。
ここに、卒業式とかお正月などが入るのは、ごく最近の用法です。私は、今まで学習して来た使い方と異なるので、使いません。

NHKさん、最近は若者言葉などに寛容になっていますね…。良いんだか、悪いんだか、わかりませんけど。

こういう新しい用法、将来(近い将来の可能性も?)定着する可能性もあるため、『間違いだ!』と強い語調で指摘するのはやめておきます。言葉は時代によりどんどん変化して行くもの。自分のやり方にこだわったり、それを他の人に押しつけるのもなんだかなー、と思いますし、あとになってあれこれ言われるのが面倒くさいだけです。