マイナンバーカード、使わない方が早かった

(つづき)

カチンと来たのは、カード置いた時点で「ダメ」って言ってくれれば良いのに、わざわざパスワードを入力しないとエラーさえも出てこない点です。(このトシになると一生懸命思い出さないとパスワードが出てこないのです)でもこれ、一種のセキュリティなのかな…?つまり、パスワードが合わない人には「このカードが使えるのか否か」すら教えないよ、って事。うん、システムの出来の悪さに見せかけた、一流のセキュリティに違いない。(イライラしないために必死にひねり出した理屈で、これ、皮肉を言ってるつもりです)

でも、パスワード入れたら、どの原因なのかは教えて欲しいよなー…。

さて、コンビニのマルチコピー機の故障も疑われることから、次の日、別のコンビニでも試してみました。「ダメ元」ですけど。案の定、こちらのコンビニでもダメで、次は市役所の窓口に行くことにしました。カードはどうあれ、とにかく住民票の写しを先に取らないと…。ついでにカードの不具合(?)についても質問して来ましょう。
窓口で問い合わせた結果、「利用者電子証明が更新されていない」事が原因と判明。そのまま手続きをしてきました。でもこれ、ひどくわかりづらいです。というのは、カードの表面には「2025年の誕生日まで有効」という記載があります。なので、カードとして何の問題もないと思うじゃないですか、これって?カード自体の有効期限と、ICチップに搭載した電子証明の有効期限、それぞれが別だっていう事なんですけど、うーん…紛らわしいというか何というか…。決して「わかりやすいシステム」ではなく、むしろ「使いにくいシステム」だと思いますよ。言うほど便利じゃありません。
何より、マイナンバーカードって、電子情報の管理をするように見えて、実はガチガチにアナログな「カード自体の管理」をしなくちゃいけないのです。「情報の管理」じゃなくて「カードの管理」です。カードは、普段はカギのかかる引き出しか何かに保管し、期限が来たら電子証明を更新する事が必要なわけです。はたしてこんなシステムで「便利です」って言えるんでしょうか…???

…あ、違うか、このシステムで管理されているのはわれわれなんですね。管理しているのは国側…ってわけかぁ。なるほど、理解しました。

今回の件、住民票の写しは、最初から市役所に行って窓口で取得するのが一番早かった、という話です。