結局、徹夜しちゃいました…。今週いっぱい、たぶんダメダメな体調で過ごすでしょう(苦笑)。
01時前に出発、1時間走って隣県の観測地へ。観測・撮影した後、一旦帰宅し、近隣の観測地で水星など撮影しました。
1.カノープス・チャレンジ
ようやく成功に近い状態の撮影ができました。カノープスが筑波山の峰に、隠れたり出てきたりするのを撮りたかったのです。でもまだ、あと一歩だなぁ…。
撮影地は最初のポイント。ここで3回目のチャレンジです。
レンズは50mm。15秒露出・15秒中断の繰り返しで1時間撮影したうち、20分の比較明合成です。
上の画像の部分拡大。(女体山に隠れているのがわかります!)男体山による掩蔽(たぶん)も数秒間見られました。でも露出15秒の中に埋もれてしまっているし、もしかしたら一時的に雲・もやの濃い部分が来たのかもしれません。超低空なので空気の層が厚く、星が浮き上がったり沈んだりが大きいのです。
もう少し南下すれば、筑波山が少し大きく見えるはず…。12月まで候補地を探して夜歩きします。(不審者か!?)
2.彗星観測
C/2020M3 ATLAS彗星の観測。7x50双眼鏡で C/2020M3 アトラス彗星を観測しました。7.6等、径9'、DC3/ と目測しました。
しばらく前からこの双眼鏡(よく使われている型・大きさ。競馬中継で実況席から見ているのはたいがい7x50と思われます。)で探していましたが、ようやく見えました。一回り大きい11x80(手持ちでは無理な大きさ)では観測できていました。
やはり、彗星が高くなったことと、月が小さくなって影響が減ったのが大きいです。視野の背景がより黒くなり、微光星がわかりやすくなりました。
3.水星
帰宅後、先日のポイントへ。車で5分のポイントです。薄明中の撮影って、暗すぎても明るすぎてもダメ、タイミングが難しいんですけど、数日前に下見しているので、その点は楽でした。
まず、35mmレンズによる画像。
今朝05:00の東の空。2分間の星の動き。水星の見頃はあと1週間程度です。
より広角、17mmフィッシュアイレンズによる画像。
月まで入るので、位置関係がよくわかります。
4.月
カノープスを撮っている頃、水平に(船かゴンドラのような形で)上って来ました。地球照もよく見えて、なかなか風情があります。
水星をタイマー撮影している間、もう1台のカメラ(いつも月を撮るコンデジ)で撮りました。
ちょっとズーム比率を抑え、地球照を撮りました。右上に4等星、しし座ιが写りました。
x100ズームですが、気流がひどく乱れていますねぇ…。細部が全然写りません。
x200ズームによる月面北部と南部。南端には「逆光のバイイ(表側最大のクレーター)」が写っています。…けど、写りが悪いなぁ…。
いろいろ見られて楽しかったです。充実した時間でした。
ただ、寒さが身体にこたえます…。仕方ないけど、トシのせいだなぁ。