夏草と火星

夕方、また、草抜きしていました。
今日は、赤道儀の周辺です。そう、体力の余裕があったら、あとで望遠鏡を出そうかと思っていました。で、必死で赤道儀の周辺の草を抜き、長い鏡筒を振り回しても草が邪魔にならない程度の面積はキレイになりました。
でも夕食後にうたた寝して、やっぱり体力が残っていませんでした…。しかも遅い時間に火星を見てみたら、もう南中過ぎてるし、今年の火星はけっこう低いし(ということは南側の林から出てくるのが遅いし、すぐに林に沈んでしまうのです)…で、明日もう少し早い時間じゃないと見えないようです。


ところで火星と言えば、軍神アレス(またはマルス)、戦いの神です。そこで草抜きをしながら、「夏草やつわものどもが夢の跡」という句を思い出しました。これはたしか松尾芭蕉。「奥の細道」ですから東北地方ですよね。たしか平泉、戦でのし上がっていった武士の、兵(つはもの)の夢の跡…ってことなのでしょう。藤原氏の栄華を偲んだ句でなのかな?それとも、源義経藤原氏を頼って落ち延びていったものの、あえなく最期を迎えた…って方かな?


あと、いつも草刈りの度に思うのですが、未来、人類が火星に移住したら、草刈りなんてしたくてもできないんだろうな…と。つまり、火星には草木一本も生えていないんですよ。いやもう熱にうかされてとりとめのない空想モードに入っているんです…。
そこでさらに空想の続きが…地球からうっかり持ち込んだ植物が大繁殖してしまって、移住した地球人は毎日毎日草刈りするはめに…草刈りしないと太陽電池パネルに太陽光が当たらないので死活問題…なんてオチのSF、ありそうだなぁ…。


というわけで、今夜は雑草にうなされそうな気がします…(笑)。