実家に行ってきたのです。仕方ないんですけど、両親の老化と直面して、あれこれ考えます。
特に『ダメだなぁ』と反省しているのは、もうろくが始まっている母にイラッとしてしまったこと。同じ事を3回も4回も言うものですから、ついついイラッとしてトゲのある受け答えをしてしまいました。いやもう既にもうろくしていますのでケンカになるような事すらないんですけどね…。
むしろ、のんびりした年寄りになってくれた事に感謝しないといけません。親戚のとあるおばさんは、亡くなる前に完全にボケてしまい、周囲の空気など読めなくなってしまい、いろんな感情をストレートに出すようになりました。特に困ったのは猜疑心です。世話してくれるお嫁さんに『私の財布はどこ？おまえ、私の財布、隠しただろ？』などと毎日のように言っていたそうで、もう介護する気もなくす…という有様。もう少し若い頃は、飾り気のない明るい人柄だったんですけどね。うちの母は今のところそんなふうにはなっていない、それだけでも感謝しないといけません。
そんなふうに親のことを見ていますが、そういう自分だって十分に年寄りになりつつあるんですけどね…。
