樽一号作戦とは、「シェリー酒の樽でウィスキーを熟成させる」作戦です。そのためには「シェリー樽を作る」ことが第1段階でした。要するに、空き樽にシェリー酒を満たし、樽の木材にシェリーの成分をしみ込ませるわけです。
作戦の発動は昨年の12月9日でした。(こちらをご確認下さい)それから4ヶ月弱。そろそろ暖かくなってきたので、シェリーを出して、作戦の第2段階に移ることにしました。
樽からシェリーをボトルに戻します。
この後、樽を水洗いし、軽く乾燥させます。現在、陰干ししているところで、数日したらウィスキーを満たす予定です。
さて、4ヶ月の間、樽で眠らせていたシェリーを味見してみました。醸造酒を樽で眠らせるのは、酸化や腐敗のリスクが高く、あまりオススメできません。それでも気温の低い冬の間なら大丈夫だろう、とたかをくくって始めたわけです。果たしてシェリーはどうなっているでしょうか?
左が普通のシェリー、右が4ヶ月熟成シェリー。
さっそく、飲んでみました。味は、そう変わりません。損なわれたわけではないようです。ただし、香りが違います。当然といえば当然ですが、明らかな樽香がつきました。この樽香、自分としてはかなり良い感じになったと思うのですが、もしかしたら好みが別れるかもしれません。(正直なところ、シェリーを飲み始めて日が浅くて、表現すべき言葉が思い当たりません。)
この樽熟成シェリー、開栓したのが4本半もある、という状態ですので、しばらくはワイン代わりに晩酌で飲むことにしましょう。