樽一号作戦終了

すっかり暑くなりましたので、「樽一号作戦」を終了しました。
右側が「樽一号」。ポタポタ漏れるので、グラスが下に置いてあります。この、漏れの量が、暑くなるに従ってどんどん増加してきましたので、見切りをつけて作戦終了としました。実は、先週の木曜日のことです。



樽からボトルに注ぎます。


最後は樽を逆さにして、鍋で受けます。


鍋に貯まったウィスキー。


鍋からボトルへ注ぎます。


出来上がった「シェリー樽追熟・ベル8年3ヶ月」。3本半です。


色の違い。左が普通のベル。右が追熟ベル。


飲んでみます。こちらは左が追熟ベルです。

上で、3本半と書きましたが、4月5日のブログによると、樽には5本入れたんですよね。う〜ん、3割が天使様の取り分かぁ…。
味の方はというと、明らかなシェリー香がまろやかな感じにつき、まずまず成功と言って良いでしょう。ただ、3割減に見合うかどうかは疑問ですが。
アルコール度数に関しては、いくらか飛んだように思います。ごく大ざっぱにしか調べていないのですが、おおよそ35度程度(元は40度)のようです。飛んでいるとしても、許容範囲ではないかと思っています。
そんなこんなで、良いことばかりではありませんが、「世界で一つだけの味」なのは間違いないことですけどね。



よく泊まる上野のホテルの近くに、何度か行ったバー「S」があります。そこのバーテンダーさんとは既に顔なじみで、「家で樽熟成しているんですよ」などと話をしています。先日、シュウェップスの小瓶につめて、そのバーテンダーさんに味見してもらいました。さすがにお客さんが持ち込んだ物に低い評価はしないでしょうけど、でもけっこう好感触でしたね。プロも「一応」うなる自家熟成の味です。小瓶は置いてきましたので、そのうち他のお客さんの評価も聞けるかもしれません。まぁとりあえず「こんなお客さんもいるんですよ」と、話の種にしてもらえれば満足です。


(以下、ギレン・ザビ風に読んでください。)
諸君、われわれは、この作戦で、将兵の3割をなくしたことになる。だが、われわれは、世界に二つとない、オリジナルのウィスキーを手にしたのだ!他の誰にもなし得ないことに、誇りを持て!そして来るべき老年時代こそ、われわれの時代となるのだ!ジーク、どかん!