つくばのバー

昨夜、つくば市で飲み会(天文の会の定期的飲み会)があり、二次会でバー「U」に行ってシングルモルトを飲みました。実はこのバー、去年の同じ飲み会の二次会の時に初めて行ったところで、1年ぶり2回目の訪問です。
翌朝の「U」。階段を上ったところに入り口。昼間はシャッターが降りています。

バー「U」の看板。UKのUですね。
ずっと来ていなかったので『お店がなくなっていたらどうしよう』と心配していたのですが、いざ入ってみるとお客さんがけっこう入っていました。前回はカウンターに座ったのですが、カウンターがいっぱいで、3人でボックス席に座りました。(3人とは、やかん氏、OZ氏、私です。)
このお店はメニューがなくて、バーテンダーと話しながら飲み物を決めるのですが、こういう形式って正直おサイフが心配です。まぁそこは飲んで気持ちが大きくなっているので、多少の出費は気にしません。あくまで「多少」程度ですけどw
女性バーテンダーが注文を聞きに来ましたので、最初は無難に知っている銘柄を…オークニー諸島の名品「ハイランド・パーク」にしました。ところが、飲んだことのある12年がなくて、18年ならあるというのです…。格好悪いですけど、「いくらですか?」とききました。するとチーフと相談の上「1200円です」とのこと。18年物にしてはけっこうお手頃な気がしましたので、早速注文しました。
ハイランド・パーク18年は、12年物もたいへんバランスの良い名品ですが、それよりずっとまろやかになっている気がします。逆に言えば刺激的ではないってことで、やや物足りない感じもありました。それでも、ブランデーのような素晴らしい香り、甘くて微かにピート風味を感じ、非常にバランスの良い逸品でした。

2杯目は、こちらからたずねました。「アイランズで何か良い物はありますか?」アイランズは一応一回りしていますので、ちょっと自信を持って質問したのですが、甘かったです。まだまだ自分が初心者であるとわかりました。ボトルを3本持ってきてくれたのですが、アランのシェリカスク、タリスカの○年もの(忘れました)、そしてレダイグ。飲んだことがないレダイグという銘柄がありましたので、これにしました。
レダイグとは、マル島トバモリー蒸留所の別ブランドです。このボトル、シングルカスクの58.6度という強い酒でした。かなりピリッとした辛味を感じますが、アルコール分のせいだけではないように思います。スモーキーな感じが強いですが、慣れてくると底に甘さを感じます。


シリアル№入りです。
3杯目は良く知っている銘柄にしました。アイラのアードベッグ10年。最後の一杯は大好きなアイラで、と思いました。毎度おなじみ、薄い色合いなのにピーティでスモーキー、そしてバランスの良い甘味を感じます。好きだなぁ、これ。今一番好きな銘柄ですね。

そんなわけで2時間ほどで3杯飲んで、あとはお支払いなわけですが、レダイグシングルカスクだったので高かったかなぁ、と心配しましたね。一人当たり\5000を予想していたのですが、予想より安く、\4000と少しでした。正直、ちょっとホッとしました。

今回は、徒歩3分のところにビジネスホテルをとってありましたので、遅くまで飲んでも大丈夫な状態でした。もしもですけど、つくば市で飲んでタクシーで帰ったら…と考えると、『あと何杯飲めるんだろう?』等、心配してしまいますw 飲んだら泊まるのが一番ですね!