マイナンバー…って、どうなの?

最近のニュースで驚いた事なんですけど…マイナンバー健康保険証の情報が、違う人になっていた、という話。
その話も驚きなんですけど、原因とされているのが「健保組合側の入力が間違っていた」って事。『えっ!?手入力が必要なの!?そこってシステムに入っていないと意味ないじゃん!!』と思いました。
少なくとも、いろんなシステムにおけるIDとパスワードみたいに…

  1. マイナンバーを入力する
  2. 住所や氏名を入力する

→ 合っていなかったら警告が出て、そこで止まる

このくらいの「チェックするためのデータベース」として作っておかないとダメでしょ…。
こんなにもダメダメなシステムが、義務化されちゃうんですか???そんなに権力側は国民を管理したいんですか???…とか思っちゃいますね。

前職で、社員にマイナンバーを提出させる立場だった(給与とか源泉徴収の仕事をしていた)関係で、自分自身は率先してマイナンバーカードは作ったんですけど、担当者として厳しく注意されたのは、とにかくセキュリティに注意!って事です。集めたマイナンバーの情報(紙媒体)は、必ず「鍵のかかるロッカーに保管せよ」ときつく言われました。電子情報も作ってはいけません。そんな情報を、運転免許証や健康保険証と一体化させるって???何のこっちゃ???…と思いましたね。
基本部分を考案・設計した人と、どう応用できるかを考えた人、実務として動かす人、それぞれ違う人ですし、気がつくところや思惑も視点もみんな違うんでしょうね。これは意地悪な見方かもしれませんが、「もうかる部分」も、みな違うんだろうな、と思います。

今のところ、なんでもかんでもマイナンバーに統合する…という方向で進めようとしているみたいですが、「全て集中する」ことの功罪をよく検討していただきたいものです。そう、功も罪も両面ありますので…。スマホに大事なもの全部入れといたら、スマホなくしちゃったら困るでしょ?
免許証とか保険証、別々にする利=「リスク分散」の方がメリットあると思うんだけどな…。



参考リンク
マイナンバーカード使えねー…という話 - ど寒ブログ part2
マイナンバーカード、使わない方が早かった - ど寒ブログ part2