シームリッパー

整理整頓シリーズです。古い衣類をいろいろと処分しようと思い、取りかかりました。

思いついた順番は、こんな感じです。

  • 「あの辺がごちゃごちゃしているけど、ハンガーの衣類を収納すれば少しは片付くかな」
  • 「いや、衣裳タンスは衣類でいっぱいだなぁ。着てないけど。」
  • 「よし、もったいないけど衣類を処分しよう」
  • 「もうスーツは着ないかな。まずこれだ。」
  • 「まてよ、ネームの刺繍が入っているけど、これ入ってると売れないかもな。」
  • 「よし、ネームを取るぞ!」

さて皆さん、シームリッパー(単にリッパーという事もあります)ってご存じですか?こんな道具です。

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この細い先端の内側が刃になっていて、細かいところに差し入れて、糸をブチブチ切ることができます。下の画像でキラ~ン!としているあたりが刃です。
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こんな風に、刺繍糸と生地の間に刃先を差し込み、ブチブチ切っていきます。切った後が大変なのですが、生地を傷めないように慎重に、糸を引っ張って抜いていきます。老眼鏡必須、ピンセットがなくてつらかったです…。
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こうして昨夜、自分の名前(漢字2文字)を除去するのに2時間ほどかけて作業しました。それを今日、古物屋(よくある「ハー○オフ」的な店舗です)に持ち込みました。買い取ってもらうのは初めてで、ドキドキです。

でも、スーツを見てすぐに
店員「あ、これ古いですか?」
自分「古いのは古いですね。(でも高かったんだよ…)」
店員「こういうところ、擦れてますね。これは…買い取りできませんね。」
自分「はぁ…(思い出あるんだけど…)」
店員「お引き取りすることはできますけど、どうされますか?」
自分「あ、はい、お願いします。(でも、持って帰ってもしょうがないもんな…)」
…と、結局、買い取りでなく引き取りと相成りました。

さて、まだ他のスーツもあるけど、どうしよう?もしかして、引き取りでも、かなり安い値段で売られたりするかもしれないから…それを考えると、やっぱり名前は消しておこうっと。

実は、上記のシームリッパーを知ったのは、ネットショップで中古のジャケットを買った時の事でした。そのジャケットには、前の持ち主のネーム刺繍が入っていて、それを取ろうとして手芸に詳しい同僚にやり方を尋ねたのがきっかけでした。幸い、シームリッパーを貸してくれて、昼休みにちまちまと刺繍取り作業をやっていました。
中古の衣類に前の持ち主のネーム刺繍が入ってるのって、まぁ良くあることなんでしょうね。でも、怨念ってわけじゃなくても、前の持ち主の影響が残っているみたいで、何となくイヤです。中古品として売るときに、取ってくれれば良いのに…と思った次第です。
ところが、いざ刺繍取りをやってみたら、これが結構な手間でした。これでは、取ると値段が上がっちゃいそうですから、まぁ名前入りのままでも仕方ないんでしょうねぇ。