天体観測用LEDライトの調整

天体観測用のLEDライト、ちょっと調子が悪かったので調整しました。修理…って言うほどではないので…調整…ってことです。
なお、この製品は既に販売中止になっているようです。残念ですけど…。

天体観測の時には暗いところに目を慣らしてから(暗順応)行いますが、スケッチや記録を書くときには照明が必要になります。この際、あまり明るい照明を使うと、せっかく暗いところに慣れた目が元にもどってしまいます(明順応)。このため、目に刺激が少ないとされる赤色の照明が昔から使われてきました。
でも赤色の暗い照明だけだと、例えば観測終了時の片付けには明るさ不足。十分明るい照明がないと、レンズキャップやネジなど無くしてしまう事もあるかもしれません。

そこで天体望遠鏡ショップの企画でできたのが、赤白切り替え式LEDライト。こんな製品です。(調整後の画像です。)

  • 白い光と赤い光が切りかえできます。
  • しかもボリュームがついていて、明るさを自由に変えられます。

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正面から見るとLEDが4個あります。白色が2個、赤色が2個です。

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ところがこのLEDライト、どうも調子が悪くて、点いたり消えてしまったりします。どこか接触が悪いようです。
そこで今回行った治療(笑)。何か調子が悪いときの基本の「き」ですけど。電気製品なら、電源オフだけでなく、一度コンセントからプラグを抜いて差し直す…とか、その類いです。

  • 006P電池の交換。(しばらく変えてない)
  • 基盤ごとガタつきがあるので緩衝材を貼る。(片側しか貼ってない)
  • ボリュームをバラせればバラしてみて、再組み立て。

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電池交換のためバラしてみると…中の基盤+電池、これはめ込んであるだけ。固定していないんです。画像上のボディ内面にスポンジラバーのような緩衝材がありますが、これ、下側にはないんです。
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ホームセンターで買っておいた「クッションラバー」を貼付。

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右上は、中にラバーを貼ったところ。パーツを見て下さい。電池ケースもなし、基盤を固定するネジ穴もなし…実にシンプルです。
次はボリューム。つまみ(円盤部分)を触ったときに、点灯したり消えてしまったりします。どうも斜め方向にたわんでしまうみたいです。あまり根本的な解決とも思えませんが、とりあえず中央のネジを外して、つまみを外してみたのが下の画像です。
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で、軽くホコリを除去して再組み立て。ド素人にできるのはここまでです。

…何となく、うまく行った気がします。ちゃんと点灯し…いや、点灯する確率が上がりましたので(笑)。