早朝、月と金星の合を観察、撮影しました。雲の間ながら、たいへんきれいに見えました。
上の画像の、トリミングなしのものです。200mmの写野はこんなものです。雲の間、微妙な晴れ間に見えているのがわかります。
…と、トップ記事的な写真をとりあえず並べてみました。
撮影場所ですが、先月水星を見たのと同じポイント。車で5分かからない距離です。
当初、05:10頃が勝負と思い、04:15にアラームをかけました。起きましたが二度寝してしまい…05時前くらい?に「はっ」と起きて外へ。雲はあるけど切れるのが期待できそうなので、すぐに現地へ向かいました。
ちょうど車が向かう方向に、月と金星が雲の間からバッチリ見えます。高度が低いので、真っ正面、対向車の高さに見えています。
撮影地に到着、あわただしく三脚を出すと、あれれ…曇り…。おかげで?ちょっと余裕を見て組み立てができました。
メインカメラはPentax K-5、一番長いのは200mm、これをメインにし、各種レンズを切り替えて使いました。
35mm(広角は、地平線付近が赤くなるのを待って撮りました。)
50mm(同上、遅めの時間帯です。)
70mm(こちらは比較的早い時間、まだ空が暗いうちです。)
この画像と同じ(露光時間を変えたもの)をトリミングしたものが次のコマです。7等星あたりまで写っていました。
広角側はいまいちでした。目的どおりのできばえではない、という意味です。月・金星とともに、地平線付近の赤から青へのグラデーションを出せれば…と目論んだのですけど、間に雲がずーっと割って入っていました。
ひととおり撮った後、ちょっと心理的に余裕ができ、コンデジで(スマホでも)撮ってみました。
広角側だと、雲が多く、ラッキーだったのがよくわかります。
これも雲の間です。
次は最後の頃のコマ。もう少し雲がピンク色にならないか…と期待したんですけど、あまり…。
明るくなってからのショットです。
いつものx50ズームにて。これで金星が写野に入るほど、近かったのです。
月と金星、両者とも明るいですから、薄明の空が明るくなっていく様子とともに長い時間楽しめました。結局06:20頃までいたかも?犬の散歩に来たおじちゃんに挨拶しちゃいましたよ。『さっき、月と金星がきれいで、撮りに来たんですよ。』って。怪しまれないようにしないと…ね(笑)。
両者の位置がかなり近く、また月の運動方向上に金星があったので(逆なので少し前の時間に)、どこかで金星食だったのかな、と思って調べたら、日本より東側の太平洋上で金星食になっていたようです。ただ、昼間になってしまうところが多く、条件としてはなかなか厳しかったようです。ステラナビゲーターで調べましたが、アリューシャン列島あたりが一番良かったようです。(暗いうちに潜入・出現が見られる、という意味で…。)