ウィルタネン彗星

いま地球に接近している46Pウィルタネン彗星、小さな双眼鏡で観測しています。今夜、ついに肉眼でも見えました!今回の回帰はものすごく条件が良くて、地球に1160万kmまで近づきます。…って、最接近はもう明日の夜です。


この彗星をめぐる難しい問題があります。それは、この彗星を日本語でなんと呼ぶか…という問題です。発見者はアメリカの天文学者、カール・ワータネン(Carl Alvar Wirtanen)。1948年のことでした。
この方、アメリカ人なので、ワータネンあたりが良いかと思うのですが、この方、ドイツ系のようで、そちらの読み方だとヴィルタネンに近いようなのです。ローマ字読みに近いラテン語読みだと、おそらくウィルタネンなのかと思われるのですが、さて、どうしたものか…?
でもまぁ、どれでも良いんですよ。そもそも外国の名前を無理矢理日本語にしてしまうのがいけないんです。無理があるんです。そういうことにしましょう。わかったね?わぁーたね?わーたねん!?


双眼鏡で見つけ、位置を確認して、肉眼でしばらく見ていましたら、その位置あたりに、あ、何かあるな…という程度ですが、一応、肉眼で見えたという事になります。そうこうしている間に、おりから極大日のふたご座流星群の流星を2個見ることができました。
寒かったので今はこたつに避難していますが、少ししたらまた庭に出て、流星を数えてきたいと思います。