中編、組立編です。この工程は1日でできました。
(1) ペグ(チューナー)取付。
3弦ですので3個。(当たり前です…)
ペグと固定用ネジ類が3組です。
取付。上から、(1)はめ込んだところ、(2)ワッシャーをはめたところ、(3)ナットで固定したところ。
わざと進行状況がわかるような画像を撮りました。まずは表側からナットで抜け止め。
(2) ピックアップ取付
実はこのギター、生意気にもエレアコなんです!まぁピックアップを取り付けただけなんですけど。エレアコであるが故、バンドで演奏できる可能性もあります!
簡単なピックアップです。左側の丸い部分を楽器内部に貼り付けて使います。
ジャック取付のために、ボディにはあらかじめ穴があいています。
こちらはピックアップ部分。
表面板の裏に、センターマークを付けます。ここに両面テープで接着。
付ける位置はど真ん中が指定されていますが、他にも良い位置があるかも…?
仮に閉じました。ボディの仮完成です。
さらに木ねじを11カ所締めて、一応の完成です。
(3) 弦を張る
ボディのエンド(実はネックのエンド)はこんな感じに穴が開いています。
ここに弦を入れてエンドピンで固定。これから弦を張っていきます。
ここまでは極めて順調。しかし、弦張りにおいて問題発生。長い戦いの始まりになります。
なんと、貼っているうちに少しずつ張力が高まり、エンドピンが飛んでしまったのです!2メートルくらい飛んだかな(笑)。
飛んだら当然、弦が緩んでしまうので、また張り直しです。…が、それ以上に、エンドピンの捜索に時間がかかります。何しろこういう部屋ですからねぇ(笑)。
3回ほど飛ばしてからはちょっと知恵がつきました。きつめにピンを押し込むのはもちろん、緩んだとしても飛ばないように、こんなふうに袋をかけて紐でしばりました。しかし…3回飛ばして3回とも見つかったというのは、ウチの部屋にしては「奇跡的」です(笑)。
サドルはブリッジに組んであります。とりあえずこれをはさみこみます。固定しないではさむっていうのは、三線の例があります。
標準的な位置は、鉛筆で線が描かれています。
張っていくと、弦はまっすぐになろうとして、溝から外れてしまいます。
1・2・3弦とも全て外れてしまっています…。
この対策として、少しずつナットの溝を切っていくのですが…加減がわからなくてドキドキ。ちょっと切りすぎたかなぁ…。1フレットにビリつきが出るまでになってしまいました。そうなっても弦を張っていくとやはり外れます。
結局、弦を緩めに張って(低い音でチューニングして)、カポで押さえる、という方法をとりました。ナットではなく、カポとフレットで押さえるわけです。現在、カポ4で普通のチューニング、つまりは2音下げの弦となっています。
ナット側にカポ、エンドピン側には袋、という苦肉の策で、なんとか弾けるようになりました!
これで製作編は一応の完成。次回は弾いてみた感想を中心にレポートします。