シガーボックスギター製作記 (3)

後編は調整編…っていうほど調整していませんけど…。


まず、エンドピンの抜け防止ですが、苦し紛れにこんな物で固定しました。

工作用、接着部材の固定用のC型クランプです。ピン側にはちょうど良い大きさの金具を見つけて購入しました。
ところが、変なビリ付き音が出ます。おかしいな、フレットが弦と当たるのかな、と思いきや、実はクランプの締め付け用ハンドル(ボルトの両サイドから締められるようにバカ穴に通してあり、抜け止めはありますが固定されていません)が振動していました。


なんとか加工せずに押さえられる物はないかなぁ…と家の中を探し、これでやってみよう、と見つけたのがゴムバンド。マジックテープで固定させるものです。実はこれ、自転車に乗るときにズボンの裾を止めるバンドです。

まぁなんとか止まっていましたが、ちょっと位置を修正しようと緩めた瞬間、ピンが抜けて弦が緩みました。(飛びはしませんでしたけど…)下手にいじらない方が良かったみたいです…。


改めて、弾いてみての感想あれこれ。
ネックが太いし、弦の間隔が広いです。1フレットですが、13mm。弦の端から端まではおよそ26mm。


試しに普通のギターの弦間隔を計ってみます。26mmは弦4本分と少しあることになります。広いねぇ…。指が太い人でも大丈夫ですが、普通の指の人にはちょっとつらいかな。1〜3弦そのままのチューニングですので、CやGのローコードなら指一本なので楽ですが、3本とも押さえるDmのようなコードはギターよりも大変です。


弦高も高いです。これは仕様なのかな…。ロッドが入っていないので直しようがありません。サドルが元々低いので、これ以上削るわけにもいかないしなぁ…。
3弦側(太い方)、12フレットの弦高は3.2mm。


1弦側、12フレット、3.8mm。


あとまだナット側の問題が残っています。フェンダーのギターみたいに、ストリングガイドを付けたらどうかな…等、検討中です。まぁ、のんびり楽しみながら、これから調整して行きたいと思います。
そんなわけで、時々、このネタで更新する…と思います。