毎月、天文関係の同好会で例会を開いています。天文のサークルで、昼間集まって何してんの?とよく聞かれますが、要するに情報交換です。この間こんな観測をしたよ、こんな写真撮れたよ、どこそこに行ったけど曇られたよ、何々展覧会に行ったよ、等々。(散財報告もあります…(笑))今月は月食の報告などがメインでした。
会員さんで、私よりも若いのですが、最近、身体を悪くして、右半身が不自由な方がいるんです。先月は退院してすぐだったのでお誘いしなかったのですが、今月は私自身も時間に余裕があるので、この例会参加をお誘いしました。少し回り道ですが、車ですので何という事はありません。あんまりお見舞いにも行けなかったし、送り迎えくらいはさせてもらいたい…との思いもあり、一緒に例会に参加しました。彼は一人住まい、最近は病院への往復が主な日課だそうで、人と話をすること、できれば思いっきり笑うこと、そのへんの体験をしてもらってストレス解消になれば…と思った次第ですが…まずまず久しぶりの例会を楽しんでもらえたようです。
ちょっとびっくりしたのは、彼が不自由な身体ながらも、しっかり月食の写真を撮っていたこと。しかも美しい画像処理もしていて『これはすごい』と思いました。あとで、彼のマネをして合成した画像をお見せできればと思います。
例会の後、彼の希望で買い物に行きました。家から徒歩圏内だとコンビニくらいしか店がないそうなので、大規模小売店に行きました。DIY系の店ですが、文具でも薬でも、最近は食品も揃いますので便利です。難点は、土日は混むことと、駐車場が大きすぎて、端っこに置くと歩く距離がやたら長くなる…ってことですね。
で、一緒に歩いて気づいたこと。いざ身体が不自由になると気がつく(ならないと気がつかない)ことですが…
- ちょっとした段差でも、けっこう歩きづらい場合がある
- 床の材質によっては歩きづらい。また、マットなど置いてあって摩擦の状態が異なる場所では特に歩きづらく、転倒に注意しないといけない
- 手すりなど、あるようで意外と少ない
実は以前、上司で子供の頃の病気のために歩くのが不自由な方がいまして(Mさんとします)、その方と仕事していた頃、いろんな話を聞きました。その後も、例えばカプセルホテルに泊まるとき、『もしMさんだったら、この階段はキツイな』とか『この段差、ちょっとしたところだけど、Mさんだと危ないな』という感覚で見るようになっています。カプセルホテルでも、館内移動が階段しかない…ってところはダメダメですね。非常の場合を考えると、階段とエレベーター、両方が使える状態のところが良いです。
最近ではバリアフリー化…とまではいかなくても、車いすなどに気を遣っている建物や施設も増えています。でも、まだまだです。そもそも、できちゃってる建物を改修するのって、お金もかかるし、手間もかかるで、やりたがらない事業者が多いんですよね。まぁお財布の具合が厳しいのはわかりますけど、社長さん、ご自分が足をケガしたら、と考えてみてください。家族がケガした時のことを、考えてみてください。
関連して考えたこと。もしも母親(80代、一応歩けるけどめっちゃ遅い、歩幅狭い、足が上がらない)を連れて東京に行く用事ができたら…と考え、上野駅などのエレベーターがあるポイントをチェックしておこうと思いつきました。母は東京生まれの東京育ちなので、元気なうちに何回か行きたいだろうな…と想像しております。