そろそろ年末です。われわれ天文屋が何でそれを感じるかというと、この手の年鑑類を手に取った時です。(毎年この内容で更新しているような気がします。)
写真は、右が天文年鑑2011、左が天文手帳2011です。
誠文堂新光社の天文年鑑の内容を簡単に紹介します。A5判、354ページ。DVDのケースよりやや小さいコンパクトな中に、天文関係のデータがぎっしり詰まっています。
まず、毎月の空。右側には星座図の中に惑星の位置が、左側には毎日のいろいろな天文現象が書かれています。
左ページのアップ。
その後に、いろいろな天文現象の解説や、惑星ごとのデータなどが詳しく載っています。例えば、木星はこんな感じです。
巻末には星図も載っています。星座を憶えるのには、実は早見盤よりもこういう星図の方が良いです。
地人書館の天文手帳です。A6変形判、256ページ。データもありますが、手帳ですので記入スペースがたくさんあります。
日記のページ。左側にその日の月の形や天文現象。右側は記入スペース。
日食や月食がどう見えるか、簡単な解説もあります。
巻末にはやはり星図が載っています。
アマゾンで購入される方はこちらでどうぞ。
入門者向けの、こういうのもあります。
若い頃は、こういう年鑑類が出ると、これをサカナに仲間と酒を飲んだものです。まぁ、とりあえず、来年、何があるのかを考えて今日を暮らす、というのは悪くないです。