テレビの情報番組で言っていたんですけど、親孝行がブームなんだそうで。…何それ?ブームって?ブームにされるようなものじゃないじゃん。なんでそういう扱い方するの?…と、おおいに疑問であります。
困ったことに、ブームになっちゃうとプレッシャーがきつくなるんですよね(笑)。最近老化が目立つ、そろって八十代のウチの両親、わりと単純なので、テレビで取り上げられると『そういえばウチの次男は親孝行してないねぇ』とハードルを上げるタイプです(笑)。早くブームが沈静化して欲しいと思っております。
番組では、親から見た親孝行と、子から見た親孝行はけっこう違いがある、というような話をしていました。例えば、子からは、プレゼントや旅行などわかりやすい方向をめざすのに対し、親からは、手紙だとか何気ない言葉づかいだとかの方がうれしいようです。まぁ実際のところはケースバイケースで、同居しているか離れているかでも違うだろうし、100組の親子がいたら200通り、いやそれ以上の親孝行があるんでしょうね。番組では一例として、絵手紙が紹介されていました。…いや、絵が描ければ良いんですけどね…。
最近、親孝行してるかな?してないなぁ。皆さんどうです?
いや、親孝行らしい事はしていないけど、父の日、母の日、誕生日にはプレゼントやら手紙か電話もしています。いやフツーって言われるとそのとおりですけどね。だいぶ前は銀婚記念に兄貴と企画して旅行に行かせた事があったけど。でもこの間気がついたら金婚過ぎちゃってたなあ。最近していること、強いて言えば、2週間に一度、顔を出している事くらいかな。で、ついでに母の買い物に付き合ってる程度。最近、父の老化が進み、車の運転が危なくなってきたので、これでも役に立っているみたいです。
でも、ハードルははるかに高いのです。先日、父曰く「孫の顔が見たい」…ってヲイ(笑)。一人じゃできねぇよ。それに、それ一番言われたくないんだけどな…。
自分でもわかっていますよ。今できる一番の親孝行は、伴侶を見つけて家庭を作って、両親が生きているうちに孫の顔を見せる事だって。でも、こればかりは縁ですからねぇ。
お父さん、お母さん、ごめんなさい。現状、婚活の予定はありません。あなたの息子は鬱と戦うだけで手一杯です。ホントの正直な話、言って欲しいのはこれ。『ここまでグレずに育ち、ちゃんと仕事して、借金もないし、鬱なのに自殺もしないで生きている。それだけで親孝行だよ。』と。いや時々は折れそうになるんですけど、それはまた別の話。