古傷

最近、右手の人差し指の先がピリッとひきつれるように痛むことがあります。自分でもずっと忘れていましたし、痕も残っていませんけど、これ、若い頃の傷跡です。
高校生の頃、自転車で市街地を走っていた時のことです。道端に停まっている車が一台あり、これを避けて走るわけなんですけど、交通量もそこそこあるので、車の左側を通過することにしました。ちょうど車の脇を通過している時、突然、助手席のドアが開き、自転車のハンドルに衝突しました。市街地なので『いつでも止まれるように』とブレーキレバーに指をかけて走っていたのですが、それが仇になりました。レバーの滑り止めの部分(ヤスリのようになっている箇所)により、人差し指の先の皮が一円玉くらいの大きさで、べろっ!と剥けてしまったのです。
運転手も助手席の人も、逃げるような事はなく真摯に対応してくれ、すぐに最寄りの病院に行き、手当を受けました。出血は大したことなかったのですが、ヒリヒリといつまでも痛みました。それでも若いから治りが早かったようで、翌月には完治したと思います。
しばらくギターが弾けなかったんですよね。ちょうど指弾きで使う場所ですし、ピックを持つときにも使う場所なのです。痛むこともあり、毎日イライラしていたように思います。
そんな古傷が、なぜ最近になって痛み出したのかなぁ?やっぱり身体が全体的に老化してきたんでしょうね。歳には勝てません。これからできる事は、年寄りらしく知恵を使い、老化を少しでも防ぎ、事故に遭わないように注意することでしょうね。若い頃のような無理はしないで。