最近、ニュース等でも話題になっているようですが、オリオン座流星群が比較的好条件で見られる、と予想されています。今年は地球と流星物質の軌道がかなり近づくということで、例年より多くの出現が期待されているのですが、今月19日夜から23日朝にかけてが、観測のチャンスです。
といっても、HR(1時間当たり流星数)50程度の予想ですので、1分に1個見られれば多い方です。でもせっかくの機会ですから、良かったら夜空を見上げてみてください。
図で「オリオン座流星群」と書いた左肩の「X」のところが「輻射点」です。輻射点とは、流星を逆にたどってみると、この点から出たように見える、という天球上の仮想の点です。今回の流星群は、この輻射点がオリオン座にあるので「オリオン座流星群」と呼ばれています。オリオン座流星群という名前ですが、オリオン座にだけ飛ぶわけではありません。ここ、誤解しないでいただきたい点です。
また、昨年の8月に書いた流星を見るときのコツを参考にしてください。
流星が見えたら、いや、見えなくても、コメントいただけるとうれしいです。
※ 図の作成には「Stella Navigator ver.5」(アストロアーツ)を使用しました。