明け方の木星・金星

夕方の空には火星と土星が並んでいますが、太陽をはさんだ反対側、明け方の空には木星と金星が見えています。これから15日にかけて、月がこの脇を通過して行きます。図は、それぞれの日の03時の様子です。








12日の朝、木星のすぐ脇を月が通過します。上の図だと重なって見えますが、拡大するとこんな感じ。





惜しい…。食にはなりません。もっと南、赤道あたりまで行くと食になります。


14日の朝は金星食になります。金星が月の後ろに隠れます。こういう現象、何年かに一度は起こっていますが、昼間だったりする事が多く、背景が暗い空できれいに見られるのは珍しいです。ぜひとも晴れてもらいたいものです。


なお、この期間中はペルセウス座流星群の活動期間、それも極大の時期です。早起きして惑星をながめていると、ごほうびに流れ星が見られるかもしれません。


  ※ ここまでの図の作成には「Stella Navigator ver.5」(アストロアーツ)を使用しました。