立木の伐採

道路拡幅に伴い、わが家の敷地の一部が使用されることになり、今年の8月に買収の契約をすませました。
同時に、「立竹木移転補償金」として、道路敷地にかかった分の立木を移転(または撤去)するかわりに補償金がもらえることになります。ただし、これは補償金をもらう代わりに、こちらで撤去をすませる必要があります。チェーンソーなどがあれば自前で撤去しても良いのですが、腕に自信がないので、地元の工務店に依頼しました。
その伐採工事が昨日、施工されました。


伐採前(左側がわが家です。)

伐採後


伐採前(白いテープは測量の際につけられた「要伐採マーク」。)

伐採後


道路沿いに20本ほどある立木は、夏場には良い日陰を作ってくれました。これがなくなるのは非常に残念なのですが、拡幅工事が決まってしまった以上、仕方ありません。泣く泣く伐採せざるをえない状況です。伐採してしまうと道路からわが家が丸見えになってしまいます。まぁ、丸見えってことは、逆に、泥棒には入られにくいかもしれません。でも正直のところ、お金をもらったとしても、敷地が削られたり、立木を切らなくちゃならないのはいやだなぁ。
ついでに言えば、(大きな声では言えませんが)この道路拡幅工事も『中止になってしまえばいいのに』と思っています。だって、静かな環境を求めてこういう田舎に転居してきたのです。大きな道路が目の前を通ったら、交通量が増えてしまって、静かな環境どころではなくなってしまうじゃないですか。
この計画、最初に地元に対しての説明会があったのですが、その時の話では「市町村合併に伴い、合併特例債を活用して道路を整備したい」という事でした。でも、たとえ特例債で地元の市町村にとって安く道路を作れたとしても、全体的に見れば「税金の無駄遣い」と言えるんじゃないかなぁ。これからは交通量もそう増えないと思いますし、新規に作る必要がある道路、拡幅や修理が必要な道路はもっと他にあるはずだと思うのです。
(折しも今日、「これ以上交通量は増えない見込み」「交通量のピークは5年前」というニュースがありました。あ〜ぁ…)