今日の月、明日の月

今日は残業無しで帰れたので、何となく時間的に、気分にも余裕がありました。ふと空を見ると、三日月がきれいに見えていました。久しぶりに月でも撮るか、と、写真撮影用の望遠鏡を引っぱり出し、一眼デジカメを久しぶりに出し、撮影しました。(露出1/60秒、750mmF5相当)


三日月くらいの月齢だと、本当は見えないはずの月の暗い部分が、薄明るく見えることがあります。これを「地球照」(ちきゅうしょう)といいます。月の、夜の部分が、地球に照らされて光っているのです。ちょうど、満月に地球が照らされているようなものです。(露出15秒、750mmF5相当)


皆さん、コンサート用に双眼鏡をお持ちでしょうか?その双眼鏡で、月を見てみませんか?7倍とか10倍くらいの双眼鏡でもクレーターは見えます。さらに明日の夜だと、近くに「すばる」が見えてお得です。
下の図は明日(2008年3月12日)20時、月付近の図です。真ん中にある星の集まりが「すばる」です。月とすばるとの角距離は5度くらいで、視野の広い双眼鏡なら同じ視野に入ります。図の左上のV字型の星の並びは、「ヒアデス星団」。おうし座の顔の部分にあたります。その中で一番明るい左上の星は、「アルデバラン」という1等星です。(聖闘士星矢を思い出してくださいw)

「ステラナビゲーターver5」(アストロアーツ)にて作成

あ、くれぐれも“のぞき”と間違えられないようにwww