【情報解禁】
那須の山の中の、中古住宅を購入しました。おそらく人生で最後の大きな買い物です。
天文マニアなら誰でも夢を見ます。それは『自分の天文台を持ちたい』『空のきれいな場所に住みたい』ってこと。そこまでは行かないんですけど、ちょっと「空に近い」感じの物件です。(画像は、晴れた日に撮影したものです。)
南西側から北東をのぞむ角度です。本物件、これ以外にきれいに撮れる角度がありません(笑)。平屋ですが、内部は吹き抜けで、高い天井になっています。
傾斜地に建っていますので、ベランダは柱の上にあります。例えて言えば「清水の舞台」。飛び降りる予定は…特にありません(笑)。
車を置くスペース。無理すれば前後で2台可能かも?
北側接道。スロープを歩いて玄関へ。
※ 読者の皆様へ。おことわり・お願い。
- 具体的な場所・金額など、防犯上の観点からWEB上ではお答えできません。(知り合いなら、会った時にお話できます。)
- 貸別荘をする予定はありません。ここは私のプライベートな場所です。(これ、先に言っておかないと「貸せ」「貸さない」で友人関係が壊れるケースもあるようです…。)
- 本件をもって「お金持ち」呼ばわりしないでください。運用資金はカツカツです(笑)。確かに「別荘=金持ち」というイメージが一般にあると思いますが、何よりも、強盗グループが勘違いして目標リストに載せたりするのを恐れています。そのため、ブログ内では「別荘」と呼ばずに「山荘」と呼ぶことにします。
当初、『庭で観測できる中古住宅』を探していましたが、なかなか理想に合う物件はありません。そこで妥協案として『星がよく見える観測地にすぐ行ける中古住宅』を探しました。
エリアの選定ですが、現在住んでいるのが茨城県南部で、天体観測には都市の街灯りがたいへんな障害になるため、観測地の選定としては東京の反対方向、つまり北が有利になります。また、『山か海か』という選択で少し悩みましたが、海は水蒸気の影響で透明度が落ちる印象があり、また福島の高い山(80年代の浄土平)で見た星の美しさが忘れられず、なるべく高い場所に行きたいと思っていました。
大きな望遠鏡を持ち歩きますので、当然、自家用車での往復になります。自宅からの所要時間ですが、『今夜は晴れそうだ。よし、行くぞ!』と出動可能な片道3時間を目安にしました。
こうして選定したのは、栃木県の那須エリアです。次の条件を満たしています。
- 片道3時間(一般道)で行ける
- 標高1000m以上の山・高原に近い
- 別荘地がたくさんあり、物件が豊富(これ重要)
- 何回か行ったことがある(=遠く感じない)
物件探しを始めたのは、5年くらい前になると思います。定年退職を前に、退職して自由になったら何しようか?と考え始めた頃です。物件紹介のためのポータルサイトや不動産会社のサイト、田舎暮らし物件紹介会社の会員になり、情報収集していました。『これ良いかな?』と下見(内見)に行った事は10回以上あり、那須に通うルートもいくつか開拓しました。(ルートと言えば…→後述)
…が、3年前には世間ごとコロナ禍になってしまい、なかなか出かけづらくなりました。加えて、リモートワークが流行り出したことで、お手頃な物件がどんどん動いてしまい、見に行く前に売約済みになってしまう事も数度…。
そんな中、昨年12月に田舎暮らしの情報誌に掲載されたのがこの物件でした。早速、内見に行き、これならOKとほぼ即決しました。何より立地が良かったのです。(立地な気分…とダジャレでも言いたい感じです w)
林の中、しかも傾斜地なので、庭での観測は難しそうです。でも那須高原道路に比較的出やすい場所にあり、『高い場所の駐車場で観測し、ここに帰って寝る』というパターンがすぐに描けました。
さて…ルートと言えば…以前から、高原山・八方ヶ原あたりに時々観測しに通っていました。那須エリアはその少し先、といった印象です。また、茨城県北の天文台でボランティアをしていた時期に、いろんなルートを開拓した事があり、益子町・市貝町・芳賀町などもよく通っていました。これまた、その少し先が那須町です。知っている道の、もう少し先に行ってみたら、また違う景色が開けた…という思いを感じています。
さて、長くなったので、山荘レポート(?) はまた次回にしたいと思います。
【次回予告】
虫の死骸がこわくて、中古物件に行けるかぁ!?
だが、いざ物件を手にして、そこに見た想像を超越する世界…。次回「カメムシとの闘い」、果たして、この闘いに終わりはあるのか…!?来週も、サービス、サービスぅ!