刈込鋏の修理に着手

刈込鋏とは、両手で植木の枝や葉を切るためのはさみです。よく植木屋さんがチョキチョキやってるアレです。

これ、もらい物だったのですが、なかなか良い品のようで使いやすく、気に入って使っていました。最近、酷使しまくっていたら、無理がたたって、柄の部分がポッキリ折れてしまいました。

「岡恒」というブランドで、パーツなども販売されており、柄と金具セット(桂=リング部分、リベット)も取り寄せることができました。さあこれで修理できるぞ!と、とりあえず気合いだけは入りました。

折れた部分。この、刃を保持している部分を除去しないと、新しい柄が付けられません。これが…なかなか難儀しました。

こういうの、どうやって取ります?材質は木ですが、金属のリベットで固定されています。木は破壊しちゃってかまいませんが、刃の金具は損傷したくありません。
いろいろ試しました。電気ドリルで複数の穴をあけて少しずつ切っていきました。電気ノコギリで金具じゃない部分をねらって切断しました。リベットは、最近導入したワイヤーカッターで強制切断しました。
最後に残ったのが桂の部分。上の画像で言うと柄の左端、はさみの支店に近い部分です。リングで締め付けてありますので木が堅い…。少しずつ穴を開けて行くしかないかな…と思いました。ここで思いつき。金づちがありますので、何か、「のみ」のような使い方で、リングから木材を押し出すことができないかな?と。釘や木ネジだと木にめりこんでしまうのでダメ。先端がとがっていないもの、平らなものが必要です。ここで苦し紛れに取り出したのが、φ1/4インチ、50mm長のボルト。これで押し出したら…一発で出ました。

取り出した柄のかけらと、折れてしまった柄。細かい破片は散逸していますけど…。

柄を取り除いたはさみ。ここまでが大変だったのですよ…。

今日はここまでの作業でした。つづく。(明日とは限らない…)