すき間救助隊、出動!

何のこっちゃ?…っていうタイトルなんですけど…。要はこのような「マジックハンド」が活躍したお話です。
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自称「ものぐさハンド」。全長83cm。たしかホームセンターで398円だったように思います。(100均でも売っています)仕組みは簡単、手前(画像では上)のグリップを握ると、先端(画像では下)が閉じて物を握れる、というわけです。
安物ですが、あるとないとでは大違い。散らかった部屋にあって、大活躍しています。ちょっと向こう側にある物を取りたいとき、床に山積している本・書類・段ボール箱のせいで手が届かない事が、わが家ではよくありますが、そんな時に活躍するのが、このマジックハンドなのです。
ちょっと高い場所のカレンダーを取ったり、最近ではプリンタで印刷した紙を取ったり、なかなか重宝なヤツなのです。(重い物は危ないので持ちません。)

事件は昨夜起こりました。ベッドの向こう側に落とし物をしてしまいました。それを拾うのにこのマジックハンドが活躍した…というお話です。

うちのベッド、ロフトベッドと呼ばれる少し背が高いタイプの物で、下が物置スペースとして使えるようになっています。(ベッド面=寝るところの高さは、だいたい押し入れの高さです。)下の参考画像はネットで拾った類似品のものです。
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このベッド、壁面に密着させて使っていまして、窓の下端がベッドと同じ高さとなり、季節によっては窓を開けて空を見ながら寝る…なんていう事もできます。
下のスペースは…完璧な物置と化しており、数年間稼働していない衣類の引き出しなどもあります。
そのベッドの向こう側に、落とし物をしてしまいました。詳しくは省略します(自作した、とある物です)が、合板に金具をとめるためのビス・ナット・ワッシャ、それに金具が1個、落下してしまいました。物が小さいので、果たして拾えるかどうか…ダメならダメであきらめるつもりで、朝になってからチャレンジしてみました。
マジックハンドはすき間から差し込む事ができます。が、窓枠とベッド枠の間が微妙な間隔で、掌は入りますが、手首が回せません。限られた動きしかできませんが、慎重に慎重に…拾いやすそうな金具とビスをまず拾い、ナットとワッシャにかかります。これが…なかなか大変です。結果は、6打数4安打。ナットとワッシャ1個ずつロストしました。まぁ上々でしょう。
ロストと書いたのは、すき間の底面(畳ですが)からつまみ上げる事に成功したものの、窓枠の寸前で落下させたことにより、どこに転がっていったかわからなくなった為(行方不明)です。まぁ、腐る物じゃないし、何かの機会に見つかるかもしれません。
特に苦労したのはワッシャです。平面にワッシャが落ちる…ってことは、厚みのない物を真上から(遠隔操作で)つかむ必要があります。第一に「つかみづらい」事もありますが、ちょっと力加減を間違うと、「はじいてしまうおそれ」があります。ただ、幸いな事に、(こんな事もあろうかと???)マジックハンドの先端には微細なギザギザがついています。また、着地面が畳なので、押すと少し凹んでくれます。これにより何とかつまみ上げることができました。
気分はクレーンゲーム?それともISSのマニュピレータ?はたまた火星のオポチュニティ?まぁいずれにしても脳内BGMは「サンダーバード」でしたね…♪