昨日、6月14日、関東地方に梅雨入り宣言が出されました。しばらく星見できないかなー、と思っていたのですが、昨夜、寝る前に空を見たら晴れ間が!薄雲が多いのですが、気になる天体があったので撮影してみました。
北海道のアマチュア天文家・上田さんが発見した、ヘルクレス座新星です。発見時に8.4等、すぐに6等級まで明るくなりましたが、新星はすぐに暗くなるものが多いので、この次見られるかどうかわかりません。で、晴れたので、撮りました。
空は、薄雲がかかっている部分が多いけど、夏の大三角形は見えているという状態です。北極星は見えず、極軸は、なんとなくセッティング。撮影中、北極星は一度も見えませんでした。
この撮影後、「ついでにカシオペヤ座新星も」と思いましたが、ついに雲から出てきませんでした。全体に雲が濃くなって撤収したのが01:40頃。その頃になってようやく北極星が見えてきました。カシオペヤ座新星も、雲から抜けたか抜けないか、というあたりでした。
まずは広角。夏の大三角形です。ペンタックスK-5、21mm。
ヨコ構図は見づらかったかな…。でもこういう形で上って来ます。
上の画像に文字入れしてみました。
新星の位置近くで目印になる天体は次のとおりです。このあたりは、わし座・ヘルクレス座・矢座の境界エリアです。
ε…わし座ε
ζ…わし座ζ
FF…ヘルクレス座FF (変光星)
110…ヘルクレス座110番星
111…ヘルクレス座111番星
Cr399…散開星団。通称「コートハンガー」
新星付近の星野。レンズは70mmです。北を上にしていますが…広角のと合わせるべきだったなー。あとで作りなおそうか…。
文字入れしました。
7x50で新星を見てみました。薄雲から抜けた時には、なんとか見えました。推定8.7等。高度が十分あるのでなんとか見えましたが、7x50手持ちでは限界です。(車の屋根サポートでようやく見えた、という状態です。)
まぁとりあえず「一回見られて良かった」です。