月を撮る

今夜は上弦すぎの月が見えていましたので、新しいデジカメ(PENTAX K-5)で撮ってみました。
使用機材は、15cm反射赤道儀。カメラレンズで言うと、750mmF5の超望遠レンズ相当です。


まずは、いつも使っているコンデジ(コンパクトデジカメのことをこう呼ぶらしいです)。30倍の望遠鏡をデジカメにのぞかせて撮る、コリメート方式です。デジカメ側で3倍ズームにしています。手ブレしますので、数枚撮って一番マシなものをチョイス。

ズームしないと、こんな風に真っ白に飛んでしまいます。このへんの調節の幅がないのがコンデジの泣き所です。


こちらはケータイで撮ったもの。こちらもコリメート方式、ケータイ側でズーム。


ここからが本番です。ペンタックスK-5ボディ、15cm直焦点で撮った月。(これが750mmF5相当です。)
まずはノートリミング。画面に対して月はこのくらいの大きさに写ります。

元画像は4928×3264、RAW形式で13MBもありますが、これをJPGに変換すると1.2MBとだいぶ圧縮されます。


トリミングして、画像縮小してみます。


月の欠けぎわを2枚分割で。たくさんのクレーターが見えます。


縮小しないとこの大きさです。上の画像の下半分くらい。

中ほど左側の、形がはっきりした、中央峰があるクレーターはティコ。その下の巨大なクレーターはクラビウス。クレーター内に日光が当たっていないのでほぼ真っ暗です。


…というわけで、まだまだ望遠鏡の光軸調整も不十分ですし、カメラの使い方も慣れませんが、それでも比較的簡単にこのくらいの写真が撮れるようになりました…という話です。