Guild F-44 (1984)

久しぶりのギター更新です。1984年製、ギルドF-44という、あまり見かけないギターです。


ギルドFシリーズ独自のボディシェイプ。上の画像と色合いが微妙に異なるのは、カメラのフラッシュと蛍光灯の光の違いです。


ヘッドにはGマーク。ギルドの高級品の証です。ペグが小さめなのはやや不満。


ポジションマークは大きなスロッテドダイヤモンド。あまり見たことのない形状です。


サイドとバックの材質はメイプル。なかなか良い感じのトラ目で、お気に入りです。ギルドのメイプルボディといえば、F-50のような力木のないラウンドバックが有名ですが、これは力木のある(1枚目2枚目の画像で見えます)フラットバックです。


このギター、2003年に落札したものです。この年は「ギター欲しい病」がひどく、1年でなんと7本も増えました(笑)。ちょっと感覚がマヒしていた感じですね。何本か落札すると、もう勢いがついてしまって、次から次へとポチッと…。その中でもこれは『メイプルボディのギターが欲しい!できればギルド!』という欲望にお答えしたものです。
演奏している時の感想ですが、ネックが細く、非常に握りやすいです。ガンガンとストロークするとちゃんと答えてくれる力強さもあり、またギルドっぽい繊細さも併せ持っています。何本も持っていても、これは手放したくない1本です。


ところが、先日久しぶりに出してみてびっくり、がっかり。なんと、ピックガードが浮いています!


これ、古いギターではある程度仕方のない事なんです。ボディの材質とピックガードの材質で、熱に対する膨張収縮の度合いが違うんですね。熱かったり寒かったりすると、膨張と圧縮を繰り返し、だんだん剥がれてくるわけです。現にわが家の70年代マーチンも、ピックガードはみんな貼り直してあります。
こんなふうに、℃-uteの写真だってはさまっちゃいます(笑)。

さて、どこに修理に出したものか、これから調べてみようと思います。まぁ、急ぐものでもないし、のんびり楽しみながら、ギターショップのHPをめぐ…っていると、また違うのを欲しくなったりするんだよなぁ…(笑)。