Guild F-212(1979)

2台目の12弦ギターです。1本目はこちら
このF-212も、ポール・サイモンが使用している機種と同じものです。


ご覧のとおり、弦が12本。


ピックガードはギルド特有の大きいもの。ネック寄りのところでストロークしても大丈夫。


ヘッドのインレイは、ギルド伝統のチェスターフィールド。ネックは、弦が多いので当然、太いです。


ペグはオープンバックでギヤが見えます。メカニックな感じ。ネックはマホガニーです。


バック&サイドもマホガニーです。


では、Simon&Garfunkelでこのギターを使っている動画です。曲は「For Emily Whenever I May Find Her」(邦題「エミリー、エミリー」)。ほとんどボーカルのアート・ガーファンクルを映していますが、曲が終わりにかかった01:55頃からポール・サイモンと、そしてギターを映してくれます。

うーん、あらためて、ギター1本だけでこのライヴ・パフォーマンスは流石です。私もこの曲、ちゃんと弾けるようにならないと…。


このギター、ネットオークションで『安い!』と思って落札しちゃいました。市価のおよそ半分程度。まぁでも現品を見ないで買うわけですから冒険ですよね。結果、けっこう小さな傷が多かったです。これは、売ってもあまり高くはないかも、と思います。さらに、サウンドホールの下、ブリッジ付近のボディがふくらんで(中年になると下っ腹が出てくるみたいに…)います。この部分は常に弦によって引っぱられていますから、古いギターではある程度やむを得ないのです。まぁそれでも、音はOK。ギルド特有の固さと繊細さを持ち合わせていて、味わいのある音が出ます。遠慮なくガンガン弾くには持ってこいのギターです。
コメントレスにも書きましたが、これで「Take It Easy!」弾いたら、なかなか良い感じでしたよ。しばらく、この12弦ギターを弾いてやろうと思っています。