今夜の一杯「Mannochmore」

「マノックモア12年」です。1971年創業の新しい蒸留所です。ゲール語で「大きな丘」という意味。蒸留所はスペイサイド北部のエルギン近郊にあり、蒸留所の南にはマノックヒルという丘があります。
このボトルはユナイテッド・ディスティラリー社(UD社)の「花と動物」シリーズのものです。基本デザインは統一されていますが、その蒸留所にちなむ花と動物(花または動物)が描かれています。マノックモアには「Great Spotted Woodpecker」つまり「アカゲラ」が描かれています。マノックヒルの森にはアカゲラが木をつつく音が響くんでしょうか。

個人的にはちょっとアルファベットを加えて、「Mannoch-an-more」にしてみたいです。つまり、「マノちゃんモア」=「真野ちゃんもっと!」そう、もっともっと活躍して欲しいですから。
…って、名前を勝手に改編しちゃうのはたいへん失礼な事ですね。ごめんなさいです…。

さて、℃-uteコンサートから帰宅し、さっそくテイスティングしました。ラベルには「Mannochmore single MALT WHISKY has a light, fruity aroma and a smooth, mellow taste.」とあります。
アロマは、確かにフルーティで、何というか、深い甘さを感じます。これが何に似ているのか、思い出せないのが残念です。フレーバーは、なるほどスムースでメロウ(そのままやん…)、奥底にハチミツのような甘さが隠れています。これは美味いです。
このマノックモア、あまり知られていませんが、ブレンデッドのヘイグやディンプルの原酒なのです。だから、ブレンドした後の味は、知っている人がけっこう多いはずなんです。シングルモルトをあれこれ楽しんでいると、意外にも懐かしい名前と巡り会ったりすることがあって、面白いです。