彗星観測

さっきまで、1時間ほど観測してました。寒い…

明日はお天気が下り坂の予報なので、今日届いたDVD「ロッタラロッタラ」「momo only。」を見る前に観測しました。
現在、観測目標になっているのは2個の彗星です。

  • C/2006W3 クリステンセン(Christensen)彗星…11等級。ケフェウス座を南下中。
  • C/2006OF2 ブロートン(Broughton)彗星…11等級。やまねこ座を西進中。

どちらも、私の望遠鏡でちょうど良い目標です。でも、天文マニアでない方が見たら、「何これ?ベリコレ?」とかおっしゃるに違いありません。それどころか「見えない…」と言われるかも…。そう、こういう微光天体は見るのに独特のコツが必要なのです。
私は、ズバリモロ見え!よりも、見えるか見えないかの微妙なところ、が好きですねぇ。(何か、表現がちょっとアヤシイですけど…w)


私が行っている彗星の「眼視観測」*1は、光度・視直径・中央集光度を測ります。

  • 光度…彗星の明るさを、光度のわかっている恒星と比較して測ります。
  • 視直径…彗星の(見かけの)大きさを、角度の分で測ります。
  • 中央集光度…彗星がどの程度「集光しているか」を測ります。これは要経験。

光度も視直径も、決定するためには、パソコンでたくさんの恒星のデータを参照できるソフトが活躍します。この、観測後のデータ整理をしないと、今夜報告する数値が出てこないのです。けっこう手間がかかります。
これらを、観測日時、使用した望遠鏡や倍率、観測者コード番号などとともに、メールで報告します。メールフォームはパターンが決まっていて、それに合わせて数値などを記入します。ようやくメーリングリストあてに送信したのは、もうすぐ「よろセン」が始まってしまうという、観測終了から1時間後のことでした。


あ、ちなみに今夜は休肝日でした。

*1:「眼視観測」以外に「写真観測」「CCD観測」などがあります。