今夕、月と金星がきれいに接近しました。接近と言っても、地球から見て同じような方向に見える「見かけの接近」です。お間違いのないよう。
イオンモール土浦店の屋上駐車場にて。
地球照を撮ろうと、やや露出多めです。
同じ傾きで、いつものx50ズーム。この倍率だと残念ながら金星は入りませんでした。
地球照。
同じく、地球照。ブレが少なかったのは、ほとんど偶然です。
x200ズームでも挑戦。月の北半分。
北の方に、アトラスとヘルクレスが並んでいます。危難の海は、地球から遠い側に片寄っています。
同じく南半分。南の方の大きくて形が崩れているのはジャンサン。大きなクレーターの中に小さなクレーターがいくつもあります。
さてここで、ソフトと電卓で探る、天体の距離差のお話です。(見られなかったんですけど、昨日の夕方は火星と海王星の「見かけの」接近があったのです。)
★今日の月と金星 → 38万km vs 1億1400万km。距離差300倍。
★昨日の火星と海王星→2億4600万km vs 45億6800万km。距離差18.6倍。
頭ではなんとなく理解しても、それでも視覚的には、両者とも「天球に貼り付いている」ように感じられます。「脳内遠近感」ってことですね…。