ひつまぶし

昨日の昼食は、ひつまぶし。
11時に予定が終了し、帰りの新幹線に乗るのが15時過ぎなので、時間はたっぷりあります。さて、何を食べようか…?名古屋といえば、あれこれ候補が思い浮かびます。矢場とん味噌カツかなぁ…とも思っていたのですが、たまたまいた場所が松坂屋だったので、そういえば以前、地元の友人に連れられて行ったここで食べたひつまぶし、あれ美味かったなぁ…と思い出した次第。
松坂屋南館10階のレストランフロア、開店時刻は11時です(よくある時間設定です)。15分ほど過ぎて到着しましたが…既に長蛇の列!ありゃー、地元の人にもこんなに人気あるのね…。行列客対応専用とみられるスタッフさんが何名もいて『現在、90分待ちでーす』と声を上げています。
正直、迷いました。(ハロプロで慣れているとはいえw)行列ってあんまり好きじゃないし、だいたいこういうレストラン街では空いているところを選ぶ質だし…。でも時間あるなぁ…何か「ひまつぶし」しなくちゃ…。あ、「ひまつぶし」といえば「ひつまぶし」だな、やっぱり!…と、ダジャレ(アナグラム)で決めたようなものです(笑)。実は同じフロアに矢場とんもあったので、味噌カツでも良かったのですが、まぁここは懐かしのひつまぶしで、と決定しました。(ついでに、ウナギって、そのうち食べられなくなる可能性もあるのですよね…。食べられるうちに食べておきましょう。)
お店は「あつた蓬莱軒」という、たいそうな名店です。「ひつまぶし」っていうのはここの登録商標だそうです。元祖ですか、そりゃ美味いはずですよね。逆に、行列に並んでしばらくしてから『はっ!?ところで、いくらするんだ?』と、急に値段が気になり始めました。でもまぁ、せっかく並んだんだから、多少高くても食べてみよう、と腹をくくった次第です。(それでも、5000円超えたらやめようかな、とも考えました…)
行列はこんな感じ。レストランフロアの、本来は休息用のベンチと植え込みのスペースを、この「あつた蓬莱軒」の行列がほぼ占領しています。すごいねぇ。

画像は「あつた蓬莱軒」さんのものをお借りして書き込みました。ドット一つが1人というわけではありません。点線を書きたかっただけです。


待つこと75分。60分頃、あらかじめ人数と、カウンターでも良いか、を聞かれ、もちろんOK…したら、若干早めに入店できました。カウンターも端っこという良席。(…ですよね?端っこ好きの皆さん。)問題のお値段は…ひつまぶし3600円(税込)、よし、セーフ(笑)。大盛りに値する「一半ひつまぶし」は5100円(税込)です。


ついに待望の「ひつまぶし」。フタを開けたところ。ウナギの表面が、まだジュウジュウいっています。


1杯目はそのまま。このあたりまでは撮影する余裕があったんですけど…

ちなみに、2杯目は薬味を使って、3杯目はうな茶、というのが王道とされる食べ方です。


美味。美味い。これは素晴らしい。75分と3600円は無駄じゃないです。甘みとしょっぱみのバランス絶妙。脂の具合も多からず少なからず。しかも焼きたてですから文句ありません。うな茶がこれまた絶品…。うわー。
あんまり美味しいので、撮影をすっかり忘れました。というより、食べるのに集中しないと損、という直感です。いやぁ、美味しかった。また機会があったら行きたいですね。午前中の予定は「ひつまぶし」って事で(笑)。


というわけで、10年ぶりに行った名古屋で食べた、絶品「ひつまぶし」のお話でした。