筑波山登頂

何年ぶりかなぁ…?郷土の名山・筑波山は女体山に登りました。


筑波山は、平らな関東平野の中にあっていきなり盛り上がっているので、877mと、高さはそれほどでなくても、だいぶ遠くからでも見ることができます。上京したての若者が、ある晴れた朝、筑波山を見つけて『富士山だ!』と言った…という話があります。(地元民が思っているほどメジャーではない…ってことですね…。)
その形は『双峰』という文字で表されるように、男体山・女体山という、高さのほとんど同じ二つの峰が寄り添っています。
その歴史も古く、万葉集にも詠まれていて、その姿から、縁結び・夫婦円満・男女和合の神として信仰の対象となり、筑波山神社には多くの参拝客が訪れます。

誠に『郷土のシンボル』的存在な筑波山です。私的な事ですが、常磐線で茨城に帰ってきたことを実感するのは、左側の車窓に遠く筑波山が見え、少しずつ大きくなってくるときです。


そんな筑波山ですが、登る機会は意外に少なく、今回の登頂はたぶん30年ぶりかなぁ…?毎日のように見上げているので、存在としては大きいんですけどね。
筑波山に登るのは簡単でして、標高500m付近まで車で行き、ロープウェイで山頂のすぐ下まで。そこから徒歩5分の道のりです。簡単…とはいえ、山をなめてはいけません。石段、岩場などもあるし、最低限スニーカーで行きましょう。間違ってもハイヒールでなんて行かないように!


さて、久しぶりの筑波山。ロープウェイに乗るのはその時以来。40ウン年ぶりでしょう。少し、もやがかかっているものの、自分の活動範囲あたりの景色はバッチリ見えます。霞ヶ浦という格好のランドマークがあるので、分かりやすいですね。しかし、ロープウェイでどんどん高いところに行くのは、実にドキドキするものです。
初めて来たのは小学校の遠足の時でしたけど、その時にみんなでお弁当を食べた岩がそのままだったりして、ちょっと感動。
山頂まではホント大した距離ではないのですが、日頃の運動不足を思い知らされた次第です。とくに、岩場でバランスをとりながら歩くのに不安を感じました。何かこう、自分の身体ではないような感覚があって、自信が持てません。いやこれ、トシのせいかなぁ…?
それにしても、山頂の岩場に立ち、関東平野を一望するのは、実に気持ちいいものです。『本当の 上から目線』です。何かこう、自分が一段上の存在になったような、爽快感、満足感があります。(もちろん、ありがちな勘違いなんですけど…。)

女体山頂からわが家のある方向を望む。


夏休み中ということで家族連れも多く、小さな子供さんがどんどん登っていったり、帰省した家族と茨城のばあば、みたいな家族もいたり、様々でしたけど、みんな、いい顔してました。

【オマケのマニアトーク
観光地に来たら、双眼鏡をチェック!コーワの20×80でした。\100ケチって、のぞきませんでしたけど…。