ふたご座流星群観測の記録

まずはインターバル撮影による動画を。後半のテキスト部分はつまらないので読まなくても…。自分の記録用ですから。

大きな流星は残念ながら写りませんでした。2012年12月15日 02h17m-05h08m(JST)。PENTAX DA10-17mmフィッシュアイを14mmF4.5で使用。ISO3200。1コマ30秒露出×175コマ。露出の後半は霜が付きはじめ、最後はほとんど見えなくなってしまいました。


03:44のコマに流星が1個、写っていました。右側の木星が、既に霜でにじんでいます。

左上にうっすらと、線を引いて写っています。


星座の解説図を作ってみました。


流星の部分を拡大してみます。ここはうみへび座の頭部。画面左側の明るい星(2等星)は、うみへび座αコルヒドレ。「うみへびの心臓」という意味です。またの名をアルファード。「孤独なもの」という意味です。右側のつぶれた五角形がうみへびの頭になり、写っている部分はちょうど心臓から頭にかけて、鎌首を持ち上げている部分です。ちなみに、全天で最も長い星座、うみへび座の、全長約100度のうち、写っている範囲は20度程度です。


以下、流星の数を数えた記録。長いです。
ほぼ自己満足ですが、記録を書いておきます。おおよそ、30分観測・10分休憩、というパターンでした。個数の「**」は休憩時間を示します。また04:25の★は、新聞配達が来たので一時中止した、という意味です。配達のにいちゃん、びっくりしてたなぁ。なお、「個数・方向」の左欄はふたご群、右欄は散在流星です。

時刻 個数 方向 個数 方向
2:50 1 Mon
2:51 2 Ori,Gem
2:52 0
2:53 0
2:54 0
2:55 2 Leo,Hya
2:56 0
2:57 0 1 Aur
2:58 1 Leo 1
2:59 0
3:00 2 Umi,Uma
3:01 2 Cma,Cmi
3:02 0
3:03 2 Per,Aur
3:04 0
3:05 1 Gem
3:06 1 Aur
3:07 0
3:08 1 Hya
3:09 0
3:10 1 Gem
3:11 1 Hya
3:12 0
3:13 1 Uma 1
3:14 0
3:15 0
3:16 1 Hya
3:17 1 Ori
3:18 0
3:19 0
3:20 **
3:21 **
3:22 **
3:23 **
3:24 **
3:25 **
3:26 **
3:27 **
3:28 **
3:29 **
3:30 0
3:31 0
3:32 0
3:33 1 Cnc
3:34 2 Hya,Leo
3:35 1 Lmi
3:36 0
3:37 0
3:38 1 Hya
3:39 0
3:40 1 Hya
3:41 0
3:42 0
3:43 3 Gem,Ori,Gem
3:44 1 Gem
3:45 0
3:46 1 Crt
3:47 1 Leo
3:48 0
3:49 1 Gem
3:50 0
3:51 1 Gem
3:52 0
3:53 0
3:54 1 Hya! 1 Gem
3:55 1 Leo
3:56 2 Ori,Ori
3:57 1 Hya 1 Cmi
3:58 1 Hya
3:59 4 Gem,Hya,Uma,Pup
4:00 **
4:01 **
4:02 **
4:03 **
4:04 **
4:05 **
4:06 **
4:07 **
4:08 **
4:09 **
4:10 **
4:11 0
4:12 0
4:13 0
4:14 0
4:15 2 Cnc,Crt
4:16 0
4:17 2 Cnc,Leo!
4:18 0
4:19 1 Leo
4:20 2 Gem,Crt
4:21 1 Leo
4:22 3 Leo,Hya,Hya
4:23 0
4:24 0
4:25
4:26 0
4:27 0
4:28 0
4:29 0
4:30 0
4:31 0
4:32 1 Vir 2
4:33 0
4:34 1 Boo
4:35 1 Gem
4:36 1 Boo
4:37 1 Cnv
4:38 0
4:39 0
4:40 0
4:41 **
4:42 **
4:43 **
4:44 **
4:45 **
4:46 **
4:47 **
4:48 **
4:49 **
4:50 1 Gem
4:51 1 Hya
4:52 0 1 Gem
4:53 0
4:54 1 Leo 1 Umi
4:55 0
4:56 1 Crt 1 Leo
4:57 0
4:58 0
4:59 0
5:00 1 Crv
5:01 0
5:02 1 Boo
5:03 2 Gem,Leo
5:04 1 Uma
5:05 2 Vir,Leo
5:06 1 Leo
5:07 0 1
5:08 0
5:09 0
5:10 0
5:11 1 Hya
5:12 1 Vir
5:13 1 Crv
5:14 0 1 Umi
5:15 1 Hya 1 Uma
5:16 0
5:17 0
5:18 0
5:19 0
76 13


このままだとやたら長くてわかりづらいですね。でも一応、『1分刻みだと、流星が見られる1分間と見られない1分間がある』くらいはわかります。
では、刻みを5分にしてみましょう。ふたご座流星群、ざっくり言うと、『毎分1個は見られないかもしれないけど、5分見ていれば何個か見える』って感じでしたね。(ホントにものすごくざっくり…)
もちろん、観測条件によって流星の見える数は大きく違います。この数は、快晴で、全天の7割が見えていて、5.4等星の恒星が見える条件での話です。

時刻 散在
2:50 3 0
2:55 3 2
3:00 6 0
3:05 3 0
3:10 3 1
3:15 2 0
3:20 *
3:25 *
3:30 3 0
3:35 2 0
3:40 5 0
3:45 3 0
3:50 2 1
3:55 9 1
4:00 *
4:05 *
4:11 2 0
4:16 5 0
4:21 4 0
4:26 0 0
4:31 3 2
4:36 2 0
4:40 *
4:45 *
4:50 3 2
4:55 1 1
5:00 5 0
5:05 3 1
5:10 3 1
5:15 1 1


さて、インターバル撮影のカメラはこれでOK。あとはビデオカメラに写っているかどうかですけど…。明日に続きます。