ふたご座流星群の観測体制

昨夜の観測体制。こんな感じで、庭にサマーベッドを置いて、脇に置いたベンチを機材用テーブルとして使用。三脚に設置したのは、初の試み、ビデオカメラ。


左から、メモ用紙、時計(トークライナー)、バッテリー(ビデオカメラ用)。

車の脇なのが幸いしてか、レンズに霜はつきませんでした。あ、でもベンチに置いた時計などは霜だらけになったから、車の脇かどうかは関係ないかもしれません。


記録はこんな感じで、A5の自作メモ用紙に。1分ごとに数を数える「単純計数観測」です。乱筆ですが、とりあえず、読めれば良いのです。(と言いながら、観測後すぐに「解読」しないと、解読の補助になる「記憶」がどんどん薄れてしまいます…。)

おおよその方向を星座の略号で書いていますが、この略号がうろ憶え…。「うみへび座」はヒドラから来ているからHydかな、と思ったら、Hyaでした…。たしか「みずへび座」と似ていると思ったのですが、こちらはHyiでした。
あとは、何も書いていないのがふたご群で、「サ」がその他の散在流星。『群に属する流星が何個流れたか』の観測なので、この区分が必要です。さらに、散在流星が何個見えるかで、透明度や諸々の条件の推測ができるのです。


昨夜もたいへん寒く、観測後の時計はこの始末。霜だらけになりながらも、『○時○分です』と読み上げを続けてくれました。オートスピーキング機能はありがたいです。


少し離れたところに置いておいた、インターバルタイマーで撮影したカメラもこのとおり。場所を離したのは、記録用に懐中電灯を使うので、その光が撮影の邪魔にならないように、という用心です。もちろん、露出中にカメラの傍らを人が歩くと、振動でブレることがあるので、それを避ける意味もあります。

撮影した画像は明日の更新にて。果たして流星は写っているでしょうか…?実は、目で見ている場所からは家の陰になってしまって見えない部分の空を、カメラが担当していたわけで、果たして写野に流星が流れたかどうか、確認していないのです。機会に観測者の助手をさせる…インターバルタイマーが内蔵されているおかげで、こんな事も可能になっているのです。