夕方の反薄明光線と惑星


夕方、イオンモール土浦にて夕空にいろいろな現象が見られました。ちょうど時間が空いていたので、いろいろ撮影しました。平日のことで、駐車場も空いていました。


まず幻日。北西方向に大きな金床雲(かなとこぐも)がありました。この下あたりは激しい夕立かもしれません。


太陽は、一番明るいところよりも下方にあると思われます。金床雲のすぐ上(見かけ上の)には、上空の雲(遠方の雲)が重なっています。


一番上の写真の右端建物寄りのところ、ひときわ明るい部分があります。(部分拡大です)


ここをズームアップ。実は『あっ、撮らなきゃ』と気づいた時は、もっと明るくカラフルでした。


次は薄明光線。この金床雲を見て、左側に薄明光線が出るかな、と思っていたのですが、右側に出ました。


イオンモールの上空を越えて…


反薄明光線へと続きます。


あらためて、反薄明光線。薄明光線も反薄明光線も、はじめは天頂より北側(イオンの建物側)が良く見えていました。ところが東の空を見ているうちに、南側の反薄明光線も良く見えるようになりました。


南東から南…


南から南西へ…


そして北西の金床雲へ。


ここで、『そういえば金星はどこ?』と思い出しました。もうすぐ木星と接近するはずです。上の写真の真ん中下部の鉄塔、このすぐ右にいました。


拡大したところ。あとで木星も写っているのに気づきました。鉄塔の真上です。


金星(右下)と木星(左上)。この頃には両方とも肉眼で見えました。

両星の離角は、1°34′。月の視直径の1.5倍。


…で、金星と木星を見ているうちに、東天の反薄明光が消えていました…(笑)。


東天の反薄明光をまとめてみます。
18:12(反薄明光線へと続きます…のコマの続き)


18:15


18:20


18:23


18:24(南側の反薄明光線も良く見えるように…の再掲)


18:28(金星を見た後の画像の再掲)


この後、暮れていく空の中、土星・火星・アンタレスを見つけました。双眼鏡で見たら、薄明の残る中での火星とアンタレス、赤さを競う2星が実にきれいでした。赤い星は薄明の空で見るとすごく鮮やかに見えます!
…で、残念ながらコンデジの電池切れ。火星とアンタレスの画像がありません…悪しからず。


この後、イオンモールを出る頃には一面の曇天となりました。家に着いた頃は少し晴れ間がありましたが、火星もアンタレスも超低空になってしまい、撮れませんでした。